ショッピングセンター/9月既存SC売上9.0%減、2019年比28.3%減
2021年10月27日 10:30 / 月次
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日本ショッピングセンター協会が10月25日に発表した9月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は前年同月比9.0%減、2019年比では28.3%減となった。
9月の既存SC売上高の前年同月比伸長率は9.0%減となり、前月(同11.6%減)から2.6ポイントの改善となった。8月27日に33都道府県まで拡大した緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置のうち、6県(9月12日解除)を除く27都道府県で9月30日まで延長されたものの、感染者数が徐々に減少するとともに消費マインドに改善が見られ、売上げの回復傾向が少しずつ見られ始めた。
立地別では、周辺地域において近隣住民の生活必需品需要が継続し、前月から2.8ポイント増と堅調な売上となった。また、地域別では、関東において前月の二桁マイナスから一桁マイナスまで回復してきた大都市が売上をけん引したこともあり、6.9ポイント増となった。
テナントとキーテナントの前月比較では、テナント(2.3ポイント増)、キーテナント(4.3ポイント増)となり、ともに前年比のマイナス幅を縮めた。なかでも、「中心地域・中都市」のキーテナントでは、得意客向けの販促もあり、高額品に動きの見られた百貨店の売上が改善したこともあり、前年比でもプラスに転じた(前年同月比伸長率1.1%)。
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