ショッピングセンター/3月既存SC売上2.3%増、客数が回復
2022年04月25日 11:10 / 月次
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日本ショッピングセンター協会が4月25日に発表した3月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は前年同月比2.3%増となった。
前半は多くの都道府県でまん延防止等重点措置によるマイナス影響があったものの、22日から解除され、春休みに入るタイミングと重なったこともあり、来館者が回復した。休日が前年より1日多かったこともプラス要因となったという。
前年は1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)で緊急事態宣言が発出されていたが、今年はまん延防止等重点措置ということで、制限が前年よりは緩やかであり、1都3県のSCの多くが前年を上回ったことも数字を押し上げた。
テナントは、2.4%増だった。気温の上昇により、衣料や雑貨などの春物商材の動きが活発化したことや、時節柄、スーツなどオケージョン需要も好調だった。まん延防止等重点措置解除後は、ディナータイムの売り上げの回復により、飲食も好調に推移している。
キーテナントは、1.5%増となった。ラグジュアリーブランド、宝飾品が好調だった百貨店がけん引し、中心地域は11.7%増と前年を大きく上回った一方、周辺地域では郊外立地のGMSやスーパーで、前年のような食料品の買いだめ傾向が落ち着いてきたことなどから、0.8%減と前年をわずかに下回った。
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