総合スーパー/5月はイオン2.4%増、PPIH3.5%増、ヨーカドー0.3%増
2023年06月22日 14:50 / 月次
流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、5月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール2.4%増、PPIH(国内リテール主要4社)3.5%増、イトーヨーカドー0.3%増となった。
<5月の実績>
社名 | 既存店売上高(前年同月比) | 全店売上高(前年同月比) | |
イオンリテール | 2.4%増 | 4.6%増 | |
PPIH | 3.5%増 | 4.2%増 | |
イトーヨーカ堂 | 0.3%増 | 0.8%減 |
■イオンリテール(2023年2月期:売上高1兆5956億円)
既存店2.4%増、全店4.6%増
総合小売事業のイオンリテールでは、既存店売上高が11カ月連続で前年実績を上回った。なかでも、帰省需要に対応した手土産ギフトの品揃えを強化したグロサリーや「おうち寿司企画」を実施したデリカのほか、日配、水産、畜産が好調な進捗となり、食品の既存店売上高は、前年を9カ月連続で超えた。また、外出機会の増加に伴いレディス、メンズのカジュアル衣料やトラベルグッズが好調に推移した衣料の既存店売上が、前年実績を6カ月連続で上回ったほか、ヘルス&ビューティケアでは、化粧品やファーマシーの売上が伸長し、既存店売上が前年実績を15カ月連続で上回った。
■PPIH(2022年6月期:売上高1兆8312億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上3.5%増、客数3.2%減、客単価6.9%増、対象店舗数588店
全店売上高4.2%増、対象店舗613店
ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高6.0%増、客数2.1%減、客単価8.2%増。家電製品4.5%減、日用雑貨品9.3%増、食品6.3%増、時計・ファッション用品4.5%増、スポーツ・レジャー用品6.4%増、対象店舗458店。全店売上高7.4%増、店舗数480店
・GMS事業(ユニー)
既存店売上高2.9%減、客数6.1%減、客単価3.3%増
衣料品1.3%減、住居関連品4.9%減、食品2.7%減
対象店舗数130店。全店売上高4.0%減、店舗数133店
■イトーヨーカ堂(2023年2月期:売上高6542億円)
既存店総売上高(SC計)0.3%増、商品売上1.1%減、客数1.9%減、客単価0.7%増、テナント3.2%増
全店総売上計0.8%減、うち商品売上2.6%減、テナント他3.0%増
■総合スーパーの関連記事
イオンリテール/家事支援の「アクティア」子会社化
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。