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イオン/7月はイベント開催などでイオンリテール既存店5.6%増

2023年08月10日 14:50 / 月次

イオンが8月10日に発表した7月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール5.6%増、イオン北海道4.6%増、イオン九州7.4%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海4.6%増、フジ・リテイリング4.7%増、マックスバリュ西日本3.6%増だった。ミニストップは2.0%増、ウエルシア4.8%増、コックス19.1%増、ジーフット12.0%増、キャンドゥ7.3%増となっている。

<主な連結各社の7月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 7.8%増 5.6%増
イオン北海道 4.8%増 4.6%増
イオン九州 6.8%増 7.4%増
SM マックスバリュ東海 6.0%増 4.6%増
フジ・リテイリング 7.0%増 4.7%増
マックスバリュ西日本 3.5%増 3.6%増
CVS
専門店
ミニストップ 0.8%減 2.0%増
ウエルシア 7.1%増 4.8%増
コックス 13.8%増 19.1%増
ジーフット 5.0%増 12.0%増
キャンドゥ 9.6%増 7.3%増

7月は、記録的な猛暑が続く中、花火大会や夏祭りなど多くのイベント開催にあわせて浴衣や水着など夏物商材を中心とした売場を展開するとともに、夏休みに家族で一緒に楽しめるスタミナ料理や期間限定企画のごちそうメニューなどの品揃えを強化した。

総合小売事業のイオンリテールでは、お客参加型企画や数量限定の予約販売会などお買得商品を1.7倍に拡大して「イオン 超!ナツ夏祭り」を開催した。セール期間売上が計画を大きく上回ったこともあり、既存店売上高は13カ月連続で前年実績を上回った。衣料では、気温の上昇に加え、外出需要の増加やイベントの再開など人流回復に伴いトラベル用品、浴衣や水着などの季節商品が好調に推移し、既存店売上高前年比が1割以上伸長した。

スーパーマーケット事業では、夏の地域行事や行楽需要を取り込むため、「じもの商材」の拡充や土用丑のうなぎなど、ごちそうメニューの販売拡大に取り組んだ結果、主要企業10社計の既存店売上高は、5カ月連続で前年を上回った。

ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングスでは、コロナが5類感染症移行後のマスク離れによるメイク用品の需要拡大を着実に捉えたほか、猛暑によりUV関係、制汗、脱毛関連商品の販売が伸長したことで、既存店売上高は4.8%増と前年実績を超えた。

サービス・専門店事業のコックスは、猛暑で気温が上昇したことでメンズ・レディスともにカットソー、シャツなど夏物商品が大きく売上を伸ばした。また、サンダルや帽子など服飾の盛夏商品の展開も奏功し、既存店売上高は19.1%増と大きく上回った。

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