日本フードサービス協会/9月の外食売上8.2%増、残暑厳しく冷たいドリンク好調

2024年10月25日 14:45 / 月次

日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の9月度売り上げ状況は、前年同月比8.2%増となった。

9月度 売上高前年同月比
全体 8.2%増
ファストフード 6.9%増
ファミリーレストラン 11.5%増
パブ・居酒屋 4.2%増
ディナーレストラン 5.6%増
喫茶 10.1%増

客数は4.0%増、客単価4.0%増。

9月は2度の三連休と日曜が1日多い曜日周りとなり、客数は堅調に推移。9月までの累計訪日外客数が昨年1年間を既に上回り、売り上げ増に寄与した。

全国的に残暑が厳しく、冷たいドリンク類などが売れた。季節定番メニューも堅調な売れ行きを見せたという。

ファストフード業態の全体売り上げは6.9%増となった。

「洋風」は、月見シーズンの定番メニューが各社で好評で4.1%増、「和風」は、季節メニューと割引キャンペーンで集客し11.0%増。「麺類」は、雨天が少なく人出が増え、サイドメニューの売れ行きもよく10.8%増となっている。

「持ち帰り米飯/回転ずし」は、CMが奏功し新商品が好調のうえ、地方にも波及した訪日外客需要などにより5.1%増、「その他」は、「アイスクリーム」が休祝日の増加と残暑で売り上げを伸ばし11.8%増となった。

ファミリーレストラン業態の全体売り上げは11.5%増。「洋風」は、フェア商品やタレントを起用した秋のキャンペーンCMなどで集客し13.3%増、「和風」は、初旬の台風の影響にも負けず、マツタケやサケなど秋の食材フェアが奏功し、スマホアプリによる若年層へのアピールも加わって12.6%増。「中華」は、創業記念の割引クーポンなどで客数が増え8.4%増、「焼き肉」は、昨年好評のキャンペーンを今年も展開し、主要メニュー価格を据え置くなどで7.2%増となっている。

「パブ・居酒屋」は、初旬に台風の影響を受けるも、それ以降は2度の3連休(シルバーウィーク)でインバウンドなどの集客が堅調。季節の新メニュー、引き続き好調なビールの売れ行きなどで、4.2%増だった。

ディナーレストラン業態は、日曜日が1日多く、集客は順調に増加した。底堅い訪日外客需要とあいまって5.6%増となった。

喫茶業態は、残暑が厳しく冷たいドリンクの売れ行きが伸び、ショッピングセンターや百貨店で客足が増え、売り上げは10.1%増となっている。

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