カジュアル衣料/9月既存店ユニクロ22.1%増、ライトオン13.0%減

2024年10月25日 11:10 / 月次

カジュアル衣料5社の9月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ22.1%増、しまむら4.3%増、アダストリア8.8%増、ハニーズ18.3%増、ライトオン13.0%減となった。各社とも、残暑が続いたことで、夏物の販売が好調だった。

<9月実績>

社名 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
ユニクロ 22.1%増 24.7%増
しまむら 4.3%増 4.4%増
アダストリア 8.8%増 11.4%増
ハニーズ 18.3%増 19.6%増
ライトオン 13.0%減 18.5%減

■国内ユニクロ事業(2024年8月期:売上高9322億円)
既存店(742店)+Eコマースの売上高は22.1%増、客数18.1%増、客単価3.4%増
直営店(801店)+Eコマースの売上高は24.7%増、客数20.4%増、客単価3.5%増
出退店は、出店10店、退店6店だった。

気温が高く推移した中、夏物商品の販売が好調だったことに加え、羽織物など端境期に着られる商品の販売も好調だったため、既存店売上高は大幅な増収となった。

しまむら事業(2024年2月期:売上高6350億円)
既存店売上は4.3%増
全店売上4.4%増、客数4.4%増、客単価0.1%増
出店2、退店1で、月末店舗数1417店

残暑が続いたことで、アウター衣料、実用品ともに夏物の販売が好調に推移し、昨年売上を上回った。事前に売れ筋商品のTシャツやブラウスの在庫を持ち上げたことが奏功した。初冬物では、婦人アウター衣料のニットやベストが高気温の状況下でも売上を伸ばした。

■アダストリア(2024年2月期:売上高2755億円)
既存店売上高8.8%増、客数5.4%増、客単価3.2%増
全店売上高11.4%増、客数9.7%増、客単価1.6%増
出店5、退店0、月末店舗数1287店

中旬までは前年と比較して気温が高く、長引く残暑を想定した商材の準備が奏功した。加えて、秋物の販売も好調に推移した。また、昨年に比べて休日が1日多かったことで、既存店前年比に1.9ポイントのプラス影響があったと試算している。秋冬向けのパンツやトレンドのデニムが人気で、チェック柄のシャツやライトアウターといった季節商材も好調。服飾雑貨ではブーツ、生活雑貨ではファニチャーフェアによる後押しからソファなどの家具が好評だった。

■ハニーズ(2024年5月期:売上高565億円)
既存店売上高18.3%増、客数18.6%増、客単価0.2%減
全店売上高19.6%増、客数20.2%増、客単価0.0%
出店5、退店0、月末店舗数878店

残暑が続いたため晩夏商品の販売が好調だったことと、後半からは秋物も動き出したことで既存店売上は前年を上回った。カットソー、ブラウス、パンツが売れ筋となった。

■ライトオン(2024年8月期:売上高388億円)
既存店売上高13.0%減、客数24.0%減、客単価14.5%増
全店売上高18.5%減、客数28.9%減、客単価14.6%増
出店0、退店1、月末店舗数339店

月末まで厳しい残暑が続いたことで夏物のセール販売は好調に推移したものの、新作の秋物トップスの動き出しが鈍かった。ナショナルブランドの新作ボトムスが堅調だった。

■カジュアル衣料の関連記事
カジュアル衣料/8月既存店ユニクロ25.3%増、ライトオン16.7%減

カジュアル衣料/11月既存店ユニクロ12.2%増、ライトオン16.3%減

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

株式会社しまむらに関する最新ニュース

一覧

株式会社ファーストリテイリングに関する最新ニュース

一覧

月次 最新記事

一覧

ユニクロに関する最新ニュース

一覧

ファーストリテイリングに関する最新ニュース

一覧

しまむらに関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧