Workstyle Innovation Forum2019/味の素、カゴメの役員「働き方改革」を語る
2019年09月02日 14:00 / セミナー
JBpressは9月24日、「Workstyle Innovation Forum 2019」を開催する。
近年、官民を挙げて「働き方改革」の必要性が叫ばれている。しかし、単なる長時間労働の削減といった側面ばかりが注目され、企業競争力を高めるための本質的な取り組みには至っていないケースも多々みられる。
本来、働き方改革とは、トップマネジメントの強力なリーダーシップの下、経営企画、人事・総務といったコーポレート部門はもとより、生産・製造、営業・販売といった事業部門や情報システム部門をも巻き込み、生産性の向上やイノベーションの創出といった競争優位性を確立するための全社的な変革活動であることが望まれる。
部門の壁をも跨いだ社内コミュニケーションの改革や、在宅勤務制度をはじめとした雇用・勤務形態の刷新、AI・RPAといったデジタルテクノロジーを活用した業務効率化の実現と人材の最適配置など、経営課題と従業員満足度・働きやすさが複雑に絡み合う施策を高度にバランスさせることが必要となっている。
Workstyle Innovation Forum 2019では、実務家や大学教授、システム会社などの識者が、「働き方改革」の考え方や事例紹介などを行う。
特別講演には、味の素取締役常務執行役員の野坂千秋氏を招き、「マネジメント改革」と「ワークスタイル改革」の両輪で、生産性の向上と働き甲斐・生きがいの実現を図る同社の取り組みの現状と、ダイバーシティ推進と連動させた同社の目指す先進的な働き方の方向性について講演する。
パネルディスカッションでは、明治大学大学院教授の野田稔氏のモデレーションにより、カゴメ常務執行役員CHO(人事最高責任者)の有沢正人氏、日本航空執行役員人財本部長の小田卓也氏といった顔触れで、働き方改革の現状とその成果、今後の方向性などについて議論する。
■開催概要
日時:9月24日(火)13:00~18:00(開場12:30~)
会場:ベルサール御成門タワー
東京都港区芝公園1-1-1住友不動産御成門タワー3F(TEL:03-6402-5920)
https://www.bellesalle.co.jp/docs/onarimon_accessmap.pdf
電車:「御成門駅」A3b出口直上(三田線)
「大門駅」A6出口徒歩6分(大江戸線・浅草線)
「神谷町駅」3番出口徒歩9分(日比谷線)
「浜松町駅」北口徒歩11分(JR線・東京モノレール)
定員:250名(事前登録制)
※応募者多数の場合は抽選
受講対象者:大企業・中堅企業の経営者・役員・部門長クラス
経営企画部門、人事部門、総務部門、各事業部門、情報システム部門などのマネジメント層
※企業・団体に所属しない人は参加不可
主催:日本ビジネスプレス
協賛:レイヤーズ・コンサルティング/富士通/ServiceNow Japan/Slack Japan
協力:HRプロ
※協賛企業の競合製品・サービスを取り扱う企業に在籍する人は、参加を断る場合がある。
■詳細・申込み
https://www.ismedia.jp/ts/seminar/20190924/?=ryutsuu
■プログラム
13:00~13:05 開会挨拶 JBpress 編集長 鶴岡弘之
13:05~13:50【基調講演】
「企業がイノベーションを加速させるために必要な“真の働き方改革”とは」
明治大学大学院
グローバル・ビジネス研究科教授 野田稔氏
働き方改革関連法案が施行され、残業時間の削減を目的とした手法に注目されている。しかし、本来の目的である「生産性を上げる働き方」には結びついておらず、現場では苦労の声ばかりが上がっているのが現状だ。そこで、生産性を向上させ、イノベーションを興すために必要な働き方改革の基本的な考え方や具体的な手法について解説する。
13:50~14:20
「働き方の成熟度には実はレベルがある
~ビジネス戦略を加速させる働き方の7ドライバー~」
レイヤーズ・コンサルティング
事業戦略事業部 マネジングディレクター 佐藤隆太氏
多くの企業で働き方改革に取り組んでいますが、果たしてどれだけの企業が、正しい方向で自社の働き方をデザインし、変革を成功させることができているだろうか?自社の働き方をデザインするための7つの視点と、その実現レベルをアセスメントする独自手法から見出した知見やデータに基づき、皆さまの働き方成熟度レベルを上げ、ビジネス戦略を加速させる「真の働き方改革」を実現させるためのポイントを事例を交えて紹介する。
14:20~14:50
「事業継続・拡大のための『真の働き方改革』
~改革法施行にとらわれない『本当の働き方改革』とは~」
富士通 シニアエバンジェリスト 松本国一氏
いよいよ2019年4月より働き方改革関連法が施行、各企業・団体も変化を求められている。しかしながら法令順守だけを気にしていると働き方が「改悪」することもある。どのように取り組めば働き方が「改革」できるか、事例を交えながら紹介する。
14:50~15:05 休憩
15:05~15:45【特別講演】
「~味の素流『先進的働き方の推進』~働きがいと生産性向上への取り組み」
味の素 取締役常務執行役員 野坂千秋氏
味の素の取り組みは2008年に労使プロジェクトとしてスタートした。2016年からは経営主導での全社ルール・仕組みの導入や従業員の意識変革などゼロベースでの「働き方改革」第2期に着手した。「マネジメント改革」「ワークスタイル改革」の両輪で生産性の向上と働き甲斐・生きがいの実現を目指してきた。今後はダイバーシティ推進の取り組みとも連動させて質的向上を図り先進的な働き方へ進化させてゆきたいと考えている。
15:45~16:15
「間違いだらけの働き方改革・職場のデジタル変革は、あなたの業務に何をもたらすか?」
ServiceNow Japan社長 村瀬将思氏
働き方改革という発想が生まれてから3年が過ぎようとしている。その間、働き方は改革されただろうか?No残業、遠隔会議、ダイバーシティだけでは、働き方は改革されない。働き方の改革とは、人と人、人と機械の情報のやりとりを見つめ直し、無駄なものは無くし、必要なものも可能な限り整流化して自動化する。そして人は、人にしかできない創造的な仕事に集中することだ。職場のデジタル変革こそ、働き方改革の礎になることを参加者と一緒に考察する。
16:15~16:45
「組織のアジリティを向上をさせる真の働き方改革とは?
急成長を遂げるSlack社内の取り組みを一挙公開」
Slack Japanビジネスグロース・マネージャー 生垣侑依氏
働き方改革を推進するためには組織のアジリティを向上させることが重要課題の一つとなる。Slackは2014年2月のサービス提供開始から現在では全世界150ヶ国以上で1,000万のアクティブユーザーを持つプラットフォームへと成長してきた。そこには、組織のアジリティ向上につながる様々な取り組みがあった。セッションでは、その具体的な取り組みを紹介し、少しでも参加者が働き方改革を推進する上での参考にしてもらいたい。
16:45~17:00 休憩
17:00~18:00 パネルディスカッション
「令和時代の“働き方改革”の本質に迫る有力企業の取り組み」
<パネリスト>
カゴメ 常務執行役員CHO(人事最高責任者)
有沢正人氏
日本航空 執行役員人財本部長
小田卓也氏
<モデレータ>
明治大学大学院 グローバル・ビジネス研究科教授
野田稔氏
※パネリストはもう1人増える可能性がある。
※タイムテーブルは変更になる可能性があります。
■詳細・申し込み
https://www.ismedia.jp/ts/seminar/20190924/?=ryutsuu
■問い合わせ
日本ビジネスプレス内セミナー事務局
TEL:03-5577-4364(10:00~18:00)
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