マーケティング研究協会/「変わる生活者と対応する小売業」セミナー11/13開催
2025年10月07日 11:45 / セミナー
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マーケティング研究協会は11月13日、オンラインセミナー「変わる生活者と対応する小売業」を開催する。
オンライン化が進行する現代において、ネットスーパーなどECチャネルの存在感は間違いなく高まり続けている。
しかし、実は実店舗の必要性も高まっていると言える。オンラインでの商品購入が進めば進むほど、生活者にとって知らない商品が多くなるといえ、新しい商品と出会う場こそが実店舗であることが実感できるためだ。
小売業側もそれに対応しようと、さまざまな方針や施策を打ち出す。
例えば、低価格PBの品ぞろえの拡充だけではなく、機能価値も高めた高価格帯のPBの展開などによって、店舗を選択してもらえるような取り組みや、リテールメディアなどの新しい販促手段も駆使している。
では、これらのような小売業の対応に対して、生活者はどう反応しているのか。PBについてはどう受け止めているか。値上げが続く中での価格・容量などについてはどうか。買物をする際の計画/非計画購買の仕方はどうなっているか。
変化する生活者を把握し、自社商品を「手に取ってもらい、買ってもらう」ために出来ることを考えるヒントとして、このセミナーを活用できる。
【このような方におすすめ】
・消費財メーカー(営業、マーケティング部門など)
・小売業
■開催概要
日時:11月13日(木)13:00~16:00
形式:オンライン開催(Zoom)
参加費:2万4750円(税込)
■講師
中央大学商学部 准教授
中野 暁
■プログラム
1.生活者の購買チャネル(実店舗とEC・ネットスーパー)の使用状況の変化
1)どんな人が実店舗を多く使用するのか
2)実店舗とEC・ネットスーパーの相互利用の仕方
3)カテゴリー(主食・加工食品・お菓子・飲料・酒など)別の使い分けの実態
4)実店舗とECの購買チャネル選択のポイント
2.インフレ時代における購買動向
1)生活防衛意識の高まりから選択アイテムのスイッチが進む(NB→PB、量目変更など)
2)値上げに対する生活者の反応
3)実質値上げに対する生活者の反応(価格と容量の関係から考察)
4)外さない購買を後押しする、情報収集のさせ方
5)継続して購入してもらうためのヒント
~「あ、これ」、「いつもの」を想起させる
3.PB強化に対する生活者の反応
1)大半の小売業はPB強化を打ち出すが、生活者はどう受け止めているか
2)PBの構成比が店舗選択に与える影響(PBの役割)
3)PBの構成比が高い中で、NBの役割は?
4.計画・非計画購買の変化から、買ってもらうための仕掛けのヒント
1)リテールメディアの多様化の方向性~シニアも9割がスマホを使用する時代
2)モバイルマーケティングからAIマーケティングへ
3)買上点数をあげるためのポイント
~非計画購買の促進のために計画購買(買い物メモ)を上手く利用する
4)プロモーションの効果測定の妥当性を高める考え方
~メーカーとして費用対効果を考えるヒント
5)店頭での購買行動の変化に合わせた仕掛け(帯店時間と使い分け)
5.これから予想される実店舗、EC・ネットスーパーの動き
1)値上げを見越した品ぞろえ、価格戦略の方向性
2)人は増えない時代に期待される、店舗に関する新技術(AI・メタバース)の動向
3)リテールメディアの進化の行方
4)AIは店舗、ECでどう活用されていくか。ヒトが関与する分野はどうなるか
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