女性用靴下・インナーの製造小売を展開するチュチュアンナは2月3日、香港に現地法人を設立したと発表した。海外で現地法人を設立するのは、2008年の上海、2014年の台湾に続く3拠点目。
夏をめどに1号店を出店し、初年度で2店を出店する予定だ。
1月7日に、HONG KONG TUTUANNAを設立。香港を含めた華南エリアの事業拡大の拠点となるだけでなく、華南エリア向けの商品企画をおこなううえでも重要な拠点となる。
これまで、香港への進出は、亜熱帯地域であることや消費者のライフスタイルなどを考慮して、慎重に検討してきた。
2014年8月に隣接する深センに出店した万象城店の売上が計画以上で推移していることや、現地消費者のニーズに応えたインナーの開発にも着手できる見込みがたったことを背景に、進出を決断した。
香港での店舗展開については、商業施設が多く常に大勢の人で賑わう、コーズウェイベイ、チムサーチョイ、モンコク、サーティンの4エリアを中心に検討する。
香港を含めた華南エリアでも積極的に出店することで、ブランド認知度の拡大を図る。
中国市場へは2010年から出店を開始し、2015年12月末には239店まで店舗を拡大した。中国では、百貨店だけでなく都心の商業施設や郊外モールへなどさまざまな立地で、自分の世代や感度にあう店舗を選択する傾向が強まっている。
そのため、従来のオールエイジ向け店舗に、ファミリー、ヤングを加えた3つタイプの店舗を展開。ファミリータイプの1号店として、北京市に「朝陽店」をリニューアルオープンした。
続いて北京の「新中関店」をヤング向け店舗にリニューアルして、新たな顧客の開拓を強化している。
引き続き、中国への出店を強化しており、今春には、海外店舗数が国内店舗数を超え、総店舗数も500店を超える予定だ。
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