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マルカン百貨店/閉店、地元企業が運営引き継ぎを検討

2016年06月08日 13:00 / 店舗経営

岩手県花巻市の百貨店「マルカン百貨店」は6月7日、閉店した。

1階から6階で営業していた総合百貨店で、6階の「大食堂」が有名だった。

地元企業の花巻家守舎が5月末に、運営引き継ぎの検討結果を公表し、8月末までに、運営引き継ぎにむけ、各所と調整を進める方針を発表している。

花巻家守舎は、今後10年間営業を継続するために必要な全てのコストを上回る利益を得られるかを検討していた。

建物の耐震性などを理由に閉店しており、現段階では耐震工事で1億円~1億5000万円、そのほか内装を除く、冷暖房設備、水回りの回収などを含め、合計で5億円~6億円程度のコストを見込んでいる。

1~5階はテナント出店で営業する計画で、現在20件以上の問い合わせがあるという。

6階の大食堂は継続させる方針で、食堂運営ノウハウの引き継ぎについて、複数の候補と交渉を進めている。

6月7日からは、マルカン百貨店の再生に寄付をする「マルカン応援ワイン」の販売を開始している。

■マルカン百貨店
http://www.marukan-group.jp/shop/department.html

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