流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





西新エルモールプラリバ跡地/再開発で商業施設減築、高層住宅を増築(福岡)

2017年03月31日 14:30 / 店舗

東京建物は3月21日、福岡市早良区の「西新エルモールプラリバ」跡地において、既存建物である商業施設を減築し、高層住宅を増築する「(仮称)西新プロジェクト」を開始すると発表した。

写真1<プロジェクト完成イメージ>

既存建物の老朽化に伴い、2015年7月に営業を終了した「西新エルモールプラリバ」跡地を再開発するもの。

建替え計画について検討を進める中で、地域の重要な生活動線として計画地内にある福岡市営地下鉄「西新」駅から地上への通路・階段を維持するため、また、地域の活性化に貢献する商業施設の早期開業を実現するために、既存の商業施設を8階建(約29,400m2)から4階建(約10,000m2)の商業施設へ減築・改修したうえ、同敷地内に新たな高層住宅を増築する手法を採用する。

写真2<プロジェクト概要>

新たな商業施設は総合設計制度の活用による公開空地を充実させ、駅周辺の歩行者ネットワークの整備やバス待ちスペースを整備することで交通結節機能を強化するとともに、屋上に緑化広場を新設することにより地域の憩いのスペースの創出を図る。

プロジェクト計画地は、福岡市営地下鉄「西新」駅直結であり、福岡市交通局の協力を得て、新たに2か所のエレベーターを設置することで「西新」駅のバリアフリー動線の更なる拡充を予定しており、福岡市の西部広域拠点である西新エリアに新たなランドマークを創出することで、プロジェクト周辺の活性化に貢献する。

既存躯体を再活用する減築の手法は他地区において先行事例はあるものの、同敷地内に共同住宅を増築するプロジェクトは例が無く、時代の変遷による施設の老朽化や商圏の変化への対応、人口減少によるコンパクトシティ化の進行など今後の再開発の手法としてモデルケースとなることを期待しているという。

計画概要
名称:(仮称)西新プロジェクト
所在地:福岡県福岡市早良区西新4-1-1
用途:店舗・共同住宅・駐車場
敷地面積:約4,200m2
延床面積:約51,000m2
構造/規模:鉄筋コンクリート造地上40階地下2階建
最高高さ:約140m
店舗:地上4階地下2階建
店舗数:未定
総住戸数:約330戸
駐車台数:約200台

関連記事

店舗 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧