キユーピー/中国現地法人が業務用のタマゴ加工品とロングライフサラダ製造開始
2017年03月31日 14:10 / 海外
キユーピーは3月31日、グループ会社である南通丘比食品有限公司が、3月から一部商品の製造を開始した、と発表した。
南通丘比食品は、中国における3か所目の現地法人。他の中国国内の生産拠点で原料として使用する食酢と新規カテゴリー商品の生産を担う。
今回、製造を開始したのは、業務用のタマゴ加工品とロングライフサラダ。今後、食酢の生産も順次開始する。
キユーピーは、1993年に中国に最初の現地法人を設立した。以来、マヨネーズ、ドレッシング、ジャムなどの製造販売を通して西洋料理の広がりに合わせたメニュー提案を進めている。この販促活動が実を結び、キユーピーは中国の主要な都市部において、家庭用マヨネーズの高いシェアを獲得している(北京で約90%・上海で約60%・広州で約70%、2014年同社調べ)。
また、近年は沿岸部を中心に食の洋風化や外食産業の発展が著しいことから、中国全体の売上高は毎年2ケタの伸長を遂げている。
今後は、中国全土にある29か所の営業拠点を生かし、都市部での成功事例を東北部や内陸部に向けて展開するとともに、新たな需要開拓が見込める中華料理などのレストラン業態や中食市場の深耕を進める。南通丘比の稼働により、中国での増産体制を整え、新規カテゴリーの拡大に注力していく。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。