東京都/東京オリンピック「2021年7月23日」開催決定
2020年03月30日 18:50 / 行政
東京都の小池百合子知事は3月30日、記者会見を開き、延期となった東京オリンピックを2021年7月23日に開催することが決定したと発表した。
東京オリンピックは2021年7月23日~8月8日、パラリンピックは8月24日~9月5日に実施することでIOCと合意し、IOC理事会も承認した。
小池知事 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って延期になりました東京2020大会について、先ほど組織委員会のトリトンに参りまして、バッハ会長との電話会談がございました。そのご報告をさせていただきます。
まず、3月24日の時点で、安倍総理とバッハ会長との会談が行われて、来年の夏までに開催するということで延期が決まったわけであります。そこで、本日、IOCバッハ会長、開催都市の都知事であります私、そして森会長、橋本大臣との間で、電話会談が行われまして、そして、IOC理事会の承認を受けて、2021年7月23日の開催が決定をいたしましたのでお知らせをいたします。
オリンピックが7月23日から8月8日、パラリンピックが8月24日から9月5日の日程でございます。日程が決まりましたので、競技日程、そして、それに従って、その後の競技の日程、それに伴うチケット、会場の対応など、これまで準備をしてきたことも、時期的に一致するわけでございます。一日違いですので、スムーズに進められるものと考えております。
それから、厚さ対策や台風など課題は残っておりますが、これまでの知見や取り組みを生かしながら、大会の準備を進めていくということ。それから、選手、ボランティア、聖火ランナー、チケット購入された方々、そして地元の自治体、スポンサー企業など、多くの方々にご心配をおかけしたと存じますが、まずは日程が決まることによって、目標が明確になった。そして、選手の方々もこの目標に向けて、練習を重ねられると考えております。
私からバッハ会長にお伝えしました、「この大会を成功させるためには、まず、人類にとって見えざる敵である新型コロナウイルスに、打ち勝ってこそだ。共に頑張ってまいりましょう」ということを私の方から発言をさせていただきました。
アスリート、観客、多くの方々にとりまして、安全・安心な2020大会となりますように、国、組織委員会など関係者と一丸となって、改めて準備を進めて参ります。
なお、マラソンの札幌開催については、「春開催なのか夏開催なのか、IOCの方でもいろいろとサウンドをかけたと聞いております。ということで暑さの対策としての札幌移転ということでございました。今回、季節的には変わっておりませんので、合意なき決定ではございましたけども、そのままマラソンは札幌でということになるのではないかと考えております」と述べた。
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