丸井水戸店/2018年秋に閉店、売上高はピークの6分の1に
2017年11月10日 20:00 / 店舗
丸井グループは11月9日、水戸市の水戸駅前の「丸井水戸店」を2018年秋に閉店すると発表した。
丸井水戸店は1970年に開業し、1993年に現地に移転し売場を拡大した。売上高のピークは移転翌年の1994年で、156億円だった。2016年3月期は、売上高25億円で、ピーク時の6分の1の水準まで落ち込んでいた。
水戸都市開発が運営する再開発ビル「MYM(マイム)」の2階~10階までに、丸井は売場面積1万3300m2を展開している。1階、地下1階は水戸都市開発が専門店を誘致して運営している。
水戸都市開発の資本金は1億2500万円で、出資比率は水戸市40%、権利者20%、丸井20%、その他20%となっている。
今回、丸井の持分を、複合商業施設・ショッピングセンターのリニューアル・リボーンを行う商業コンサルティング会社「やまき」が取得して、丸井撤退後の施設運営を引き継ぐ予定だ。
広報部によると、「開業から約50年が経ち、競争環境が大きく変わるなかで、売上の減少が止まらなかった。改装などテコ入れもしてきたが、お客様が期待しているサービスを提供できなくなったこともあり、閉店を決定した」という。
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