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ZARA/ロンドンの旗艦店をECサイトと統合した最新店舗に一新

ZARAを展開するインディテックスは5月17日、ロンドンのストラトフォード旗艦店をECサイトと統合した新サービスを提供する最新店舗にリニューアルした。

<ストラトフォード旗艦店>
ストラトフォード旗艦店

注文・受取りシステムの自動化、セルフレジや電子決済など複数のシステムを、店舗とオンラインショッピングに融合させることで、店内ショッピング体験を充実させた店舗。

店舗面積は約4500m2で、ウィメンズ、メンズ、キッズのほか、オンラインショッピングの購入・受け取りを専門とする部門を設けた世界初の店舗となった。

2台の自動オンライン注文受取りシステムを配備することで、同時に2400件の注文を店舗で受け付け、サービスを提供できるため、ZARAのECサイトで購入した商品を受け取ることができる。

顧客がECサイトで注文し、受取る商品のQRまたはPINコードをスキャンすると、ピッキング用のロボットアームがトレーを収集し、お客が注文したサイズの商品を素早く取り出し、その商品に応じて最適な梱包作業をする。

また、顧客サービスの特徴として、便利で楽しいショッピングをいつで体験できるような方向性を目指した。

RFIDを搭載したインタラクティブミラーにより、お客が手に取った衣服を検出し、ミラー上に衣服をそのまま映し出すことにより、着こなしやコーディネートを確認することができる。

オンライン注文では、午後2時までの注文であればその日のうちに、それ以降の時間帯であれば次の日までに商品が手に入る。

ZARAのスタッフは専用のiPadを活用し、お客に対するアドバイスや支払処理ができる。

お客はZARA、インディテックスグループアプリ、InWalletなどのアプリを使用し、スマートフォンによる支払いができる。

また、通常レジの代わりに、購入する衣服を自動認識するシステムを設置したセルフレジを導入した。

お客はスクリーン上に表示される商品を確認して、カード決済・モバイル決済のみを行うため、セルフレジの操作自体は簡単だという。

<店舗は2フロア構成で展開>
店舗は2フロア構成で展開

店舗はお客がショッピングを楽しめるよう、ユニークな設計を採用した。

店舗構造はファサードを強調する2フロア構成で、1階部分にはショッピングウィンドウがない。そのため、店舗の内装に建築的な特徴を持たせ、商品ディスプレイできるような透明な空間を実現した。

また、インディテックスによる環境効率向上店舗プログラムに準拠して、店舗には二酸化炭素の排出を抑え、省エネを目的とした高性能システムが取り入れた。

ストラトフォードの店舗では1月から改修作業を実施しており、店舗自体はZARA初のポップアップショップとして臨時営業し、オンラインで注文した商品の購入受取りサービスのみに対応していた。一部のサービスは、主要店舗が代替していた。

ZARAは、ロンドンのオックスフォード街を含めた世界各地の120の旗艦店で、約2週間の拡張現実体験を導入し、ストラトフォード旗艦店のリニューアルを行った。

インディテックスのパブロ・イスラ会長兼CEOは、「ストラトフォードのZARA旗艦店がリニューアルオープンすることは、インディテックスにとっても重要な節目となる。このような店舗とオンラインショッピングを最大限に融合させる世界的なセールスプラットフォームを提供できるのは我々しかいない」。

「近年、我々は目標であった最先端技術や店舗の最適化への投資に専念し、その投資を通じ、店舗やデジタル関係に、我々のビジネスモデルを導入し続けてきた。新たなビジネスモデルを既存顧客と新規顧客に提供する準備は整っている」とコメントしている。

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