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イオン/2025年EC「イオンでワイン」売上30億円、webソムリエ導入

2018年08月23日 17:50 / 店舗

イオンリカーは8月23日、自社運営のECサイト「AEON de WINE(イオンでワイン)」の売上高を2025年に30億円に拡大すると発表した。

<イオンでワインのトップページ>
イオンでワインのトップページ

2018年のEC売上高は4億円の見込みで、EC基盤システムを改修するほか、秋からイオンリカー直営店とイオンリテールが運営するGMS130店に「EC商品の店舗受取サービス」を導入する予定だ。

イオンでワインの送料は全国一律で税込540円だが、1回の注文が6156円の場合は送料が無料となる。自宅配送のほか、店頭受取サービスを導入し、店舗で商品を受け取ると送料が無料となるサービスを開始する。

また、秋から本格的に、商品ラベルにQRコードを貼付した直輸入ワインの販売を開始する。

QRコードを読み取ると、「イオンでワイン」の商品ページが表示され、商品紹介動画、商品詳細情報、100人のソムリエによるコメントなどが閲覧でき、ワインを購入する際の参考にできる。

秋を目途に、AI技術を活用したwebソムリエ機能を「イオンでワイン」に導入する計画で、チャットボットで対話をしながらワイン選びをサポートする。

ソムリエによる接客を望むお客も多くいるが、ソムリエに相談すると商品を買わなくていけないと思い、対面販売を敬遠するお客もいる。

将来的には、ECサイトで接客技術が向上したwebソムリエを搭載した接客用のタブレット端末を店頭に導入することも検討している。

webソムリエは、いつ・誰と飲むのか、組合せメニューはなにかなどをお客に質問し、いくつかのやり取りをする中で、おすすめするワインを絞り込んで、約4000品目から最適なワインを提案する。

例えば、「低価格だけどおいしいワイン」と質問すると、「どなたとワインを飲まれますか?」とソムリエが対応、「個人で飲む」と答えると、「どのタイプのワインをお探しですか」とソムリエが赤、白、ロゼなどワインの種類を尋ねる、「低価格帯の赤ワイン」と答えると、「どのような味わいを持つワインをお探しですか」とソムリエが尋ね、ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディなどを提示する。

これらの質問に答えていくと、最後に「イオンでワイン」で販売しているワインの販売ページにたどり着く仕組みで、複数のワインを提示することで、ワイン初心者の利便性を高める。

既存のAIソムリエは、性別や年代、味の好み、食べるメニューなどを先に聞き、商品を提案している。

一方、「イオンでワイン」のwebソムリエは、自然な会話の中で、性別や年代を問わず、ワインを飲むシーンなどを重視した構成としており、より自然な接客を目指した。

「イオンでワイン」は、常時4000品目の商品を展開し、最大で5000品目を販売する。今後、イオングループが持つ店舗網も活用しながら着実に売上を伸ばしていきたいという。

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