みなとアクルス/東海3県初の「ららぽーと」開業、マンションも一体開発
2018年09月25日 21:43 / 店舗
東邦ガス、東邦不動産は9月25日、名古屋市港区の東邦ガス工場跡地で、三井不動産と共同開発を進めてきたスマートタウン「みなとアクルス」のまちびらきを行った。
みなとアクルスは、約33ヘクタール・ナゴヤドーム約6個分の敷地を再開発するもの。
スポーツ施設を集積するスポーツゾーン、第2期開発で教育・医療・福祉などの複合業務施設を誘致する予定のウィルゾーン、三井ショッピングパークららぽーとが開業するエンジョイゾーン、分譲マンションを建設するネクストライフゾーンの4つのエリアで構成する。
同日、エンジョイゾーンに開業する「ららぽーと名古屋みなとアクルス」がプレオープンしたため、まちびらきをした。
名古屋市港区は人口減少が進んでいるエリアで、これまでは大規模な分譲マンションの建設は難しいエリアとされていた。
東邦ガスの安井香一代表取締役会長は、「構想期間を含めると10年以上のプロジェクトが前進する。ららぽーとができることで、大規模なマンションの建設も可能となった。周辺エリアの人口が増え、平均年齢が下がり、街ににぎわいが生まれる」と語った。
三井不動産レジデンシャルは、2019年春にネクストライフゾーンにファミリー向け分譲マンション「パークホームズLaLa名古屋みなとアクルス」を開業する予定で、年内にモデルルームを開設する計画だ。
計画当初は、「ららぽーと名古屋みなとアクルス」と同時開業の予定だったが、分譲マンションの計画は後ろ倒しになった。
ららぽーと名古屋みなとアクルスの目標年商は、通常年度で300億円を見込んでいる。
三井不動産は、「ららぽーと名古屋みなとアクルスは、マンションの開業が遅れても、5km商圏で約46万人という肥沃な市場を持っているため、目標年商への影響は軽微だ。人口減少地区への出店だが、ららぽーと豊洲の開発では、豊洲エリアの人口が増加した実績もある。商業施設とマンションを一体開発することで街全体の賑わいを創出していきたい」と述べている。
ららぽーと名古屋みなとアクルスの立体駐車場と東邦ガスが新設したエネルギーセンターは、大規模災害に備えた津波避難ビルとなっており、災害時には約9000人を収容し、地域の防災拠点としても機能する予定だ。
みなとアクルスの当初の全体開業予定は2022年だったが、現在は開業予定を白紙としている。安井会長は、「建築コストの上昇など、プロジェクト開始時とは開発環境が変化している。第2期の計画についても見直しを図っている。まずは、ららぽーとを中心とした第1期を成功させ、第2期開発へつなげていきたい」と語っている。
■みなとアクルス
http://minatoaquls.com/
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