SC出退店/コスメブランドが出店増、服飾雑貨は低調
2019年03月04日 17:30 / 店舗
リゾームのシンクタンクSCトレンド研究所はこのほど、同社製品の全国商業施設(以下 SC)・ショップ・ブランド出退店データベース「SC GATE」を活用し、2018年7月~9月期の集計結果による業種別出店・退店ランキングを発表した。
2018年7月~9月四半期SC出退店ランキングを9つの大業種、(1)飲食、(2)食品、(3)ファッション、(4)ファッション雑貨、(5)生活雑貨、(6)インテリア・寝具・家電、(7)スポーツ・ホビー、(8)サービス、(9)アミューズメントごとにランキングを集計。
出店ランキングの1位は、差引出店数5店で「Cath Kidston」と「kate spade NEW YORK」の2ブランドがランクインした。いずれもバッグなどを扱う海外発のブランドとなっている。
また、化粧品を扱うブランドが8ブランドランクインした。
8ブランドの中で、特に11位にランクインした百貨店発の化粧品のショップブランド「フルーツギャザリング」は、百貨店が得意とする高級ブランドから日常使い商品までの幅広い品揃えとともに、百貨店のウリであるカウンセリング販売を残しながらセルフ販売を行う「セミセルフ」方式を導入することで、働く女性などに使いやすい売り場を実現し、客層の幅を広げようと展開している。
さらに、差引退店数の上位ブランドをリストアップした結果、ランキングの1位には靴下小業種の「Pinky Bell」が差引退店数21店でランクインした。
2位も同じ靴下小業種の「リセコレクション(差引退店数11店)」がランクインしている。
これら2ブランドは、辻商(奈良県磯城郡田原本町)が運営しているブランドだったでしたが、同社は2018年8月に大阪地裁へ破産を申請したことから、それに伴う退店となる。
退店ランキングの3位は、前四半期の報告で1位(差引退店数9店)だったアクセサリー小業種の「claire’s」(差引退店数10店)となった。
同ブランドはイオンの子会社、クレアーズ日本が、米国クレアーズ社(Claire’s Stores Inc.)とのライセンス契約に基づいて運営しているもの。
4位は、差引退店数7店の「STONE MARKET」と「LAURA ASHLEY GIFTS & ACCESSORIES」。
「LAURA ASHLEY GIFTS & ACCESSORIES」の減少は、イオングループ傘下企業の戦略的統廃合により、ローラ アシュレイ ジャパンの全店舗閉店によるもの。
■問合せ
リゾーム
広報担当:金藤・山本・尼田
TEL:03-3523-1128
E-mail:info@rhizome-e.com
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