JR東日本/大崎駅にキャッシュレスの新型ポップアップストア
2019年11月05日 16:50 / 店舗
JR東日本リテールネットは11月5日、JR大崎駅構内で新型ポップアップストア「SUKIMASTORE(スキマストア)」の実証実験を開始した。
ポップアップストア向けスペースを貸し借りできるオンラインマーケットプレイス「SHOPCOUNTER(ショップカウンター)」を運営するCOUNTERWORKS(カウンターワークス)とともに、JR東日本スタートアップ)のサポートを受け、実施するもの。
EC事業者、クリエイター、アーティストなどのリアル店舗出店促進を目的に、駅のデッドスペースを利活用。新規出店者のエキナカ出店に対応するため、新型ポップアップストア「SUKIMASTORE(スキマストア)」を共同開発した。
同ストアは、決済を交通系ICカードなどに限定したキャッシュレス店舗で、出店者は空きスペースの所有者と、利用希望者をマッチングする「SHOPCOUNTER」のネットワークを活用して募集。第1弾として、ECで人気の女性向けの貼るネイル「ドレハル」、2019年に立ち上がった抹茶ブランド「千休」、ECで販売するカカオバター由来のスキンケアアイテム「soko」、EC宅配食材ブランド発のスイーツ「テイスティーバスク」などECサイトやクリエイター、アーティストの人気商品を販売する。
多くの人が往来する駅構内は、催事などニーズが高い一方で、スペースの確保が課題だったが、「SUKIMA STORE」の導入で、これまで催事等を行うことが困難だったデッドスペースの有効利用ができる。また、事業者の駅構内への出店コストや出店にかかる時間を抑えることが可能で、新たなビジネス機会やフィールド創出が期待できるという。
さらに、出店者は、雑貨やグッズ、食物販などを中心アイテムに「SHOPCOUNTER」を活用して募集。専用什器を設置することで、出店時の初期投資負担や出店にかかる時間を抑え、これまでエキナカでの出店経験がない事業者もチャレンジしやすい環境づくりを実現する。
カウンターワークスは、ポップアップストアのための短期貸し店舗やイベントスペースを簡単に予約できるオンラインスペースシェアサービス「SHOPCOUNTER」の運営を行うベンチャー。2017年のJR東日本スタートアッププログラムの採択企業となり、昨年実証実験を行うなど、駅の利便性向上に向けて協業を進めている。
■「SUKIMA STORE」への出店申込み先
https://shopcounter.jp/space/2904
■実証実験概要
内容:エキナカ新型ポップアップストア「SUKIMA STORE」を使った商品販売
期間:11月5日から
場所:JR大崎駅構内 北改札内
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