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バロー/岐阜市「島店」改装「中型店」リニューアル推進

2020年02月25日 16:20 / 店舗

バローは2月29日、岐阜県岐阜市の「スーパーマーケットバロー島店」をリニューアルする。来期から本格化する売場面積約1300m2~1700m2の中型店改装の第一弾。

2015年4月から累計86店、2巡目改装を含めて延べ92店を改装し、より競争力のあるフォーマットを開発してきた。青果の強化からスタートした改装は、来店動機となる商品・カテゴリーを持つ「デスティネーション・ストア」を目指して修正を加え、現在、売場面積2000m2以上の店舗を中心に、生鮮の売場構成を大きく変えながら、商品力の向上に取り組んできた。

この取り組みを全社的に波及させるため、全240店の約40%を占める中型店の改装に注力する。

島店は、中型店改装を本格化する第1弾で、生鮮を中心に強化品群を際立たせた売場構成に変更する。改装を機にEDLP(エブリデー・ロー・プライス)を採用して折り込みチラシをなくし、毎日求め安い価格で販売する。

中型店であっても生鮮により特化した売場構成を採用。入口付近の青果では当日市場から買い付けた新鮮な商品を訴求し、鮮魚では新たに対面売場を導入、精肉では売場を拡張して牛肉を強化するなど、生鮮の強化品群をより強調した売場構成とする。

EDLPを導入したことで、青果を中心にチラシ価格に縛られない、柔軟な価格設定が可能となる。グループの生鮮食材激安ショップ「タチヤ」の仕入れノウハウも導入。市場仕入れ比率を高めることで、市場の投げ物、スポット商品といったお買い得商品も積極的に紹介する。

青果部門では、プロセスセンターを活用した小分けのドライフルーツの販売も導入する。

魅力ある商品の導入・育成でもタチヤのノウハウを活用。タチヤで好評の鮮魚部門で製造する魚屋のお寿司を中型店に導入する。精肉部門でも、店内加工のローストビーフを導入する。

インストアベーカリーでは、北欧バーガーなどのオリジナル商品を強化。新たにサンドイッチの加工室を店内に設置し、鮮度感のあるサンドイッチも販売する。惣菜やインストアベーカリーは強化するものの、中型店では、店舗面積の制約があるため、イートインスペースは設置しない。

食品部門の競争優位性の再構築では、加工食品・菓子、日配部門を中心に、他業態との違いを明確に打ち出した商品構成へと変更する。スケールメリットが生かせる加工食品を中心に、グループのバイイングパワーを生かした価格設定をする。

生鮮食品では、鮮魚や牛肉の付加価値のある商品が求められる一方で、加工食品はより手頃な価格を求めるお客が多いと分析しており、価値ある生鮮食品・惣菜とEDLPの加工食品・菓子、日配品の両面で、お客のニーズに対応する。

なお、2009年4月より段階的に展開してきたEDLP政策は、島店で20店目の採用となる。

バローは、中期経営計画で年間20~30店の改装を打ち出している。来期は20~30店の改装の内、70~80%を中型店の改装とする予定だという。

店舗概要
所在地:岐阜県岐阜市北島4-2-4
TEL:058-297-3533
営業時間:10時~20時(日曜9時30分開店)
売場面積:1598.7m2

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