北野エース/百貨店出身の冨沢専務が社長に、創業家以外は初
2020年02月25日 16:10 / 経営
食品スーパー「北野エース」を展開するエースは2月21日、冨沢高志専務取締役が代表取締役社長(CEO)に就任したと発表した。創業家出身で1983年から社長を務める北野秀雄代表取締役社長は、代表取締役会長に就任する。
創業家以外からの社長就任は初めて。社長交代に伴い北野富美取締役副社長は、代表取締役副社長に、清原和弥常務取締役は専務取締役に就く。
冨沢氏は1957年生まれ、新卒で大手百貨店に入社し、さまざまな部門を経験。その後、2011年仕事を通して出会った「エース」へ入社した。
入社後は、経営戦略執行役員として店舗開発を担当したのち、取締役、常務取締役、専務取締役を務め、今回、代表取締役社長(CEO)に就任した。
冨沢社長は、社長就任にあたり、ホームページにトップメッセージを公開。「経営の判断軸は、ワクワクできるかどうかです」と述べている。
また、「クリックひとつでどんなモノでも購入できる時代です。限られた売り場面積の店舗にわざわざ足を運んでいただくために、一般的なスーパーと同じようなビジネスモデルではお客さまに振り向いてもらうことは難しいと考えています」と既存のビジネスモデルの課題を指摘する。
その上で、「趣味や嗜好、暮らしの多様化・細分化が進む現代のニーズを汲み取り、ニッチ分野に特化した多品種の商品ラインナップによって『発見のある』お買い物体験を創造する。一人ひとりのご要望に徹底的に寄り添う。そのような考えのもとに生まれたのが、北野エースです。各地域で北野エースにしかない商品を取り揃え、その土地にとって欠かせないとなることで成長してきました」と語る。
これからも、「来るたびに新しい商品が見つかる」「ついつい立ち寄ってしまう」そんな買い物ならではのワクワク感を提供することで、地域に暮らすお客やデベロッパーにとって価値ある存在を目指すという。
■冨沢高志(とみざわたかし)氏の略歴
1957年:東京生まれ
1980年:大手百貨店入社
2011年:エース入社 営業部長
2013年:経営戦略執行役員
2015年:取締役
2017年:常務取締役
2019年:専務取締役
2020年:代表取締役社長(CEO)
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