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イオンモール上尾/120店12月4日オープン、年間700万人集客目指す

2020年10月14日 16:30 / 店舗

イオンは12月4日、埼玉県上尾市に「イオンモール上尾」をオープンする。

<イオンモール上尾>
イオンモール上尾

同モールは、2014年まで43年間にわたり操業を続けていたコーセーの上尾事業所跡地に、上尾市の新たなランドマークとして誕生する。上尾市は、埼玉県の県央部に位置し、JR高崎線上尾駅や国道17号線を軸として、東西に市街地が拡大しており、今後もさらなる発展が見込まれるエリアだという。

イオンモールの三嶋章男常務取締役は「あったらいいな、を毎日に。をモールコンセプトに、延床面積約5万m2、総賃貸面積約3万4000m2に、核テナントはイオンスタイル、新業態や埼玉県初となる専門店22店舗を含む約120店舗を集結させた。支持率の高い専門店、高頻度来店を期待できる生鮮、新型コロナ感染防止策を充実している。基本商圏半径3㎞内・7万世帯・17万人とし、年間700万人の集客を目指す」と話している。

withコロナの生活様式に対応し、「出前館」のフードデリバリー、「EPARK」のテイクアウトシステムを導入。ネットスーパーで注文した商品などを、店頭でスムーズに受け取れるピックアップ用のカーレーン、3温度帯の受け取りロッカーを設置した。

また、テレワークなどの影響で在宅時間が伸び、需要が増えた生鮮食品について、農産・畜産・鮮魚の専門店をそろえ、野菜、肉、魚が一度に買い回りできるよう、3店舗が融合した売場とし、レジも共通で使えるようにした。

<基本商圏半径3㎞内・7万世帯・17万人>
基本商圏半径3㎞内・7万世帯・17万人

食物販・レストラン・フードコート充実

1階には、生鮮食品、総菜、こだわり食材の専門店などが揃う地域最大級の食物販ゾーン「あげおマルシェ」、バラエティ豊かな料理が楽しめるレストラン街「あげおダイニング」、2階は席数・店舗数ともに市内最大級となるフードコート約800席の「Food Forest」を配置、食関連で計35店舗がそろう。

「あげおマルシェ」は、生鮮三品の専門店を中心に、こだわりの食材の専門店、惣菜・和洋菓子の名店など、16店舗が出店。持ち帰り需要だけでなく、その場で食べられるスペースも充実させた。

青果は、「鮮度」「品質」「価格」にこだわった野菜、果物を提供する地元埼玉の「先手家(ぽんてや)」、鮮魚は、その日に各漁港から仕入れた旬、こだわりの生魚を、ライブ感のある対面販売スタイルで提供する「仙令平庄」、精肉は、「平田牧場金華豚」「常陸牛」などこだわりの銘柄を豊富に取りそろえた「肉匠鈴吉」がそれぞれ出店。隣接して、焼き鳥「鶏むら」、中華惣菜「春菜」もオープンする。

「あげおダイニング」は、埼玉県内初の4店舗を含む9店舗が開店する。肉専門店ならではの厳選ステーキが楽しめる「宮崎ステーキハウス霧峰」、パンケーキやロコモコなどを提供するハワイアンレストラン「カウアイダイナー」が埼玉初出店。「とんかつ和幸」、人気ラーメン店「空海」が新たに展開する中華の新業態「空海厨房」が登場する。

2階のフードコートは、埼玉県初出店3店舗を含むバラエティ豊かな10店舗の飲食専門店と約800席を用意した。

幅広い年代層に人気の「東京餃子軒」、大阪名物の「肉吸い」、その場で焼くカルビ丼など手頃な価格で提供する「肉問屋肉丸商店」がオープンする。

神田カレーグランプリで、参加400店舗の頂点に立った本格カレー専門店「100時間カレー」、手羽先サミットでV2を獲得した手羽先を提供する「辛麺屋×手羽先番長」、真鯛100%の出汁で楽しむ塩ラーメンを提供する「灯花」が埼玉県初出店する予定だ。

日常使いしやすい店舗がそろう

イオンスタイルは約5000m2に食とヘルス&ビューティーを充実させた。

専門店はユニクロ、GU、無印良品、山野楽器、100円ショップ「セリア」など日常使いしやすい店をそろえ、買い回りしやすいレイアウトを目指した。

書店、ペットショップ、カーディーラーがコラボ

全国初の試みとして、書籍の「未来屋書店」・ペットショップの「PETEMO」・カーディーラーの「埼玉トヨペット」3社合同で、「テーブルを囲むように、公園に集うように。」というコンセプトの「Park of Table」を展開。いつも身近にある「本とペットと車」を、身の回りの生活シーンから、それぞれの商品を紹介し、新たなライフスタイルを提案する。

キッズリパブリック、3つの学習塾といった子ども向けのテナント、歯科、眼科、内科・小児科・麻酔科・アレルギー科を備えたクリニックなども入居しており、生活利便性を高めている。

デジタルサイネージで情報発信

館内各所のデジタルサイネージでは、地域情報やイベント情報、専門店情報などを積極的に配信。新たに専門店の情報検索に特化した小型検索用端末を設置することにより、顧客の利便性向上に努めた。

センターコートには両面シースルーデジタルバナー(幅2m高さ7.5m)を吊るし、動画による情報を発信する。

これまで紙ベースで回答していた「お客さまの声」をデジタル化し、専用の65インチタッチパネルサイネージで確認をすることができるようにした。意見の記入については、既存の統一用紙による投稿のほか、専用のタブレットでも可能だ。

コーセー監修のパウダールーム

同モールは、コーセーの上尾事業所跡地に出店することから、コラボレーションを実施。館内4カ所にコーセー監修のパウダールーム「HINT ROOM」を設置。それぞれのルームのテーマにあわせ、ビューティに関連したヒントを届ける。一部には放映コンテンツの切り替えできるミラーサイネージを導入し、驚きと楽しさを演出するという。

■イオンモール上尾
所在地:埼玉県上尾市愛宕3-8-1
出店店舗数:核店舗イオンスタイル上尾、サブ核店舗無印良品/ユニクロ/GU/未来屋書店/ノジマ/スポーツオーソリティ/セリア/キッズリパブリック専門店など約120店舗
敷地面積:約6万8000m2
延床面積:約5万m2
総賃貸面積:約3万4000m2
駐車場台数:約1800台
駐輪場台数:約1000台
建物構造:RCSS造地上2階
営業時間:専門店・フードコート10時~21時、
レストラン11時~22時、イオンスタイル8時~22時
※一部営業時間が異なる売場あり。
従業員数:施設全体約2000人(内、イオンスタイル上尾 約400人)
基本商圏:半径3㎞圏内・7万世帯・17万人
https://ageo-aeonmall.com/

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