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イオンタウン茨木太田/食物販を強化、ファッション・書店など51店オープン

2021年02月24日 15:40 / 店舗

イオンタウンは3月27日、大阪府茨木市城の前町にショッピングセンター「イオンタウン茨木太田」をオープンする。

<イオンタウン茨木太田>
イオンタウン茨木太田

同SCは、2008年まで東芝の主力工場として約40年にわたり操業した茨木工場の跡地に、官民一体で推進している「茨木スマートコミュニティ」における商業機能として出店するもの。

商業施設初出店や新業態店舗などこだわりのフードゾーン、大阪初出店となる新業態の書店など、話題の人気店からくらしをサポートするデイリー店舗まで、府内初出店8店舗を含む全51店がそろう。

基本商圏は車10分圏内、世帯数約27万2000世帯、人口約64万4000人、目標年間来客数約530万人と設定した。

<イオンタウン加藤社長、ダイエー近澤社長>
イオンタウン加藤社長、ダイエー近澤社長

2月24日行われたオンライン説明会で、イオンタウンの加藤久誠社長は、「茨木市はベッドタウンで、人口もわずかながら増えており、大阪から電車で15分、京都から20分とアクセスのよい立地にイオンタウン茨木太田を出店する。外食や旅行がしずらいコロナ禍の中食・テイクアウトニーズに対応した専門店など食物販を強化、51店中23店が飲食・食物販となる」と説明した。

核店舗としてダイエーの「イオンフードスタイル茨木太田店」が登場。近澤靖英社長は、「30~40代ファミリーをメインターゲット、60代以上のシニアをサブターゲットに定めた。周辺は車の所有率が高いことから、車での来店を想定し、商圏は3㎞圏内、駐車場も使いやすいスムーズな移動を実現した。コロナ禍で家でおいしいものを食べたいニーズに応え、ファミリーに人気のピザ、オリジナルのフルーツタルト、チーズケーキを拡充。買物回数を減らしたいなど新生活様式に対応し、冷凍食品を強化、通常300~400品目のところ、新店には約700品目用意する。ネットスーパー、スマホアプリによる販促も推進する」と話している。

また、徹底した防疫対策の実施とともに、テイクアウト商品の充実、オープンテラスの設置など、新しい生活様式に合致した、安全・安心なSCを目指す。

こだわりの食を提供するフードゾーンでは、商業施設初出店、新業態店舗など、ここでしか体験できない、こだわりの飲食・食物販店舗を23店舗集積する。

1階レストランゾーン「茨木太田ダイニング」は、北摂地区で人気のカフェの新業態店舗、西日本初出店店舗など話題の店舗、5店がオープン。屋外テラスエリアには開放的なゆとりあるギャザリングスペースを設けた。

SNSで話題のお洒落なカフェ、「ROCCA&FRIENDS」の新業態「FOREST GREEN ROAST&BAKE by ROCCA&FRIENDS」が初出店。カフェメニューはもちろん、ハンバーグやローストチキンなどフードメニューも充実させるという。

世界25カ国2500店舗、韓国の人気ドラマの舞台になったことで話題の韓国発チキンブランド「bb.q OLIVE CHICKEN cafe」が西日本初出店する。

猪名川の自然派リストランテ「トリトン」が商業施設初出店。天然酵母のピッツァやパニーニ、本格ナポリの地中海イタリアン、自家製パスタなどを提供。職人握りの本格回転寿司店「ととぎん」、とんかつの「かつ処 季の屋」もオープンする。

1階フードマーケット「茨木太田マルシェ」は、生鮮三品専門店を中心に、地元で人気の洋菓子店、ベーカリーなどを用途にあわせ幅広く利用できる全10店舗の食物販ゾーン。テイクアウト商品を拡充するとともに、イートインスペースも設けた。

伝統的なフランス菓子やチョコレートが並び、府内でも屈指の人気を誇る、池田の「patisserie a terre(パティスリー ア・テール)」が商業施設初出店する。

「田舎娘の世界一の焼き菓子屋さん」をコンセプトに、全国からも注文にファンのいる話題の人気店「OYATUYA.ISU(オヤツヤイス)」の新業態店舗がオープン。森をイメージした店内には100種類以上のドーナツとマフィンがそろう。

地元で人気のパン屋「メサベルテ」、豊富な食材を用意した「カルディコーヒーファーム」、農産物のセレクトショップ「生花青果」、「おかしのまちおか」、野菜ソムリエのいる青果店「まつかわ」、精肉「牛兆」、鮮魚店「日本鮮魚」が出店する。

イオンフードスタイル茨木太田店が登場

1階には、核店舗としてダイエーが運営する「イオンフードスタイル茨木太田店」は、「おいしく食べて”ココロとカラダ”健康に」をコンセプトとする食品スーパーマーケットがオープンする。

「おいしさ」「お得さ」「便利さ」にこだわった商品・サービスを充実させ、商圏内に多いファミリー層とシニア層のニーズに対応する。

・簡便・時短、長期保存可能だけでなく、美味しさや品揃えの豊富さからも人気が高まっている冷凍食品を強化。お買い得価格でパスタや米飯などの日常使いの商品を多数展開するとともに、「健康」や「大容量」などの付加価値商品も充実させた。

果実とクリームでジューシーな仕上がりのタルトやチーズ濃厚さや生地のしっとり感にこだわったチーズケーキなど、スイーツの拡充する。焼き立てのパン「D’sベーカリー」とともに店舗入り口付近に設置する。

ファミリー層に人気のピザを展開。ソースと生地を見直し、よりおいしく改良しお手頃価格で提供。併せて、具材のボリュームや彩りを工夫したピザなど、合計約5品目を展開予定だ。

新型コロナウイルス感染症の拡大以降、需要が高まっている「ダイエーネットスーパー」を4月22日開始。店舗周辺の配達可能エリア(検討中、2㎞圏内を想定)内に、約1万点の生鮮品、惣菜、加工食品、日用雑貨などを配送する。

店舗横に専用スペースを設置し、ネットスーパーで注文した商品を車に乗ったまま受け取ることが可能な「ドライブピックアップ」を導入。店外に設置した冷凍・冷蔵にも対応した「ピックアップロッカー」にて、非接触・非対面での商品受け取りも可能となっている。

非対面で決済可能なキャッシュレスフルセルフレジ、レジ待ち時間の短縮につながるセミセルフレジを設置する。

<食、ファッションなど51店集積>
食、ファッションなど51店集積

フードコート、ファッションも充実

2階のフードコート「茨木太田フードテラス」は、商業施設初出店となる話題の店舗から、幅広い年齢に対応する定番の店舗まで5店舗を集積した。

蕎麦×ラー油+肉=幸せがコンセプトの「蕎麦とラー油で幸なった。」、「彩色ラーメンきんせい」、「バーガーキング」、「コスコスイーツ工房」、「鶴丸饂飩本舗」がオープンする。

さらに、京都を中心に展開する書店「ふたば書房」が新しいコンセプトで大阪府に初出店。本はもちろん、普段使いにあればちょっと自慢したくなる文具やキッチン雑貨など、生活雑貨も取り揃える「心のゆとり」がテーマの新業態店舗だという。

300を中心とした雑貨からちょっとした家具まで幅広くそろう「3COINS+plus」が登場。「3COINS+plus」限定の食品ジャンル「ごはんもん」商品も販売する。

そのほか、「ニトリエクスプレス」、100円ショップ「ダイソー」、「ウエルシア薬局」、「コジマ×ビックカメラ」、「癒し空間」をコンセプトに、生体やペットフードはもちろん、トリミングやペットホテルまでを完備した大型総合専門ペットショップ「ひごペットフレンドリー」が出店する。

ファッションは「ユニクロ」、ファッション衣料から実用衣料、寝具・インテリア用品まで豊富な品揃えの「あかのれん」、ベビー用品や子供服などを取り扱う「ママフル」、「ABCマート」、「Zoff」がオープンする。

■イオンタウン茨木太田
所在地:大阪府茨木市城の前町2-1
SC全体連絡先:072-625-0510
敷地面積:2万9852m2
駐車台数:830台
総賃貸面積:1万7412m2
駐輪台数:380台
イオンフードスタイル茨木太田店売場面積:約2000m2
構造:鉄骨造・2階建て
店舗数:51店舗(核店舗を含む)
営業時間
イオンフードスタイル茨木太田店9時~22時
物販・サービス専門店10時~21時
飲食専門店11時~22時
従業員数:SC全体約850人(内核店舗約90人)
基本商圏:車10分圏内、世帯数約27万2000世帯、人口約64万4000人

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