主要SC消費者利用満足度調査/2020年は「玉川高島屋SC」総合ランキング1位に
2021年03月04日 13:30 / 店舗
- 関連キーワード
- ショッピングセンター
- ランキング
- 矢野経済研究所
矢野経済研究所は3月4日、全国の主要なショピングセンター(SC)デベロッパーや運営事業者の現状・戦略・将来展望、テナント企業によるSCデベロッパー・運営事業者の評価、消費者のSC利用実態を調査した結果を発表した。
調査(消費者利用満足度調査)では、売上高、面積、話題性から任意に抽出した全国主要ショッピングセンター(SC)50施設(郊外・準郊外型26施設/駅・都心部立地24施設)について該当SCを月1回以上利用している全国在住の20代から50代女性4857人にアンケート調査を実施し、利用した際の評価項目(5段階評価)と重視・期待する項目(3段階評価)から現在の満足度を指数(得点)化し、それを総合満足度として高い順にランキングした。
総合満足度ランキングのトップは「玉川高島屋SC」で、2016年、2018年とも「阪急西宮ガーデンズ」の後塵を拝していたが、今回調査では僅差だがトップになった。
2位は「阪急西宮ガーデンズ」、3位「テラスモール湘南」、4位「天王寺ミオ」、5位「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」で、「テラスモール湘南」は前回9位、「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」は29位だった。
消費者利用満足度調査総合ランキング上位のSCは施設面積の広さと立地に恵まれている。優位性のあるSCとは、公共交通機関を利用してアクセスできる駅の近くや利便性の高い立地にあり、且つ一定の施設面積の広さを有する。
しかしこれほど恵まれた商環境、立地環境条件が揃っているSCは全国広しといえどもそう多くはない。消費者がSCを利用する最重要項目は「利用したい店が入っているかどうか」である。
ここにはエンドユーザーのニーズに対応する側面と、需要を創り出す提案の側面の2つがある。このうち後者は潜在的な需要を掘り起こし、市場創造をしていくための戦略であり、独自性が生まれ、差別化が生じる。
ウィズコロナの今を経て、アフターコロナの時代にデベロッパー、運営事業者はテナントからの賃料収入だけで事業を安定化させることは容易ではない。地域に貢献するために、SCが持つ床をどう活用していくのかの視点が今後不可欠である。エンドユーザー自らが気づいていない需要や変化に対応する柔軟性が問われているという。
店舗 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- 賃上げ2024/ゲンキー正社員平均5%アップ
- 04月26日
-
- 大戸屋/「そよら横浜高田」に新店舗オープン
- 04月26日
-
- イオン九州/長崎県の医療介護施設に無人店舗5/1オープン
- 04月26日
-
- 吉野家HD/ラーメン店向けめん・スープ製造の宝産業を買収
- 04月26日
-
- 西武グループ、野村不動産/「軽井沢千ヶ滝地区」を共同開発
- 04月26日
-
- ニトリ/中国95店舗目「福州倉山愛琴海店」オープン
- 04月26日
-
- SHEIN/キャッシュレス決済「PayPay」導入
- 04月26日