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イオンタウン/新型コロナ対策で「換気状況の見える化」など導入

2021年06月08日 16:00 / 店舗

イオンタウンはこのほど、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、換気状況の見える化を導入した。イオンディライトとメーカーが共同開発し、4月上旬から導入した「ネットワーク型CO2濃度モニターシステム」を導入したもの。

6月12日、埼玉県吉川市にオープンする「イオンタウン吉川美南」東街区内のフードコートにCO2モニターを設置する。

<CO2モニター>
CO2モニター

CO2モニターは、CO2センサーで測定したCO2濃度データをクラウドサーバーを通じて連携し、フードコートなどに設置する大型モニターに表示する。新型コロナ対策では、密閉、密集、密接の3密を避けることが重要なポイントで、施設内換気が対策の一つとなる。

そのため、換気システムで、機械的に強制換気を行い常に新鮮な外気導入により館内の空気環境を維持している。また、2階フードコートには電動開閉サッシを設置し、換気の強化を図っている。

<電動開閉サッシ>
電動開閉サッシ

また、光触媒方式除菌機をフードコートや授乳室などへ計31台設置する。光触媒方式除菌機は、カルテックが開発した除菌デバイスで、光触媒により新型コロナウイルスの感染力抑制を実現する。

<光触媒方式除菌機>
光触媒方式除菌機

フードコートの飲食スペースには、飛沫防止パーテーションを設置。また、専門店レジなど対面での接客でも、飛散防止シート、アクリル板を設置し、飛沫感染防止を図る。

<飛沫防止パーテーション>
飛沫防止パーテーション

さらに、ダイキン工業が開発した、ウイルスを吸着するチタンアパタイトフィルターをSC共用部のエアコンへ設置し、菌やウイルスを吸着し、抑制する。

<エアコンへウイルス吸着フィルター設置>
エアコンへウイルス吸着フィルター設置

SCの一部に抗ウイルス建材を採用し、ドアノブや壁面にはウイルスの繁殖を抑制する空気触媒コーティングを実施。エスカレーター手すりベルトに屋内は抗菌コーティング、屋外は抗菌ラッピングをした。

<アプリ画面イメージ>
アプリ画面イメージ

今回、イオンタウン吉川美南では、イオンタウンとして3店舗目となるアプリのリリースをした。2020年11月に埼玉県ふじみ野市に開業した「イオンタウンふじみ野」、2021年3月27日に大阪府茨木市に開業した「同茨木太田」に続く施策。来店前にSC内の混雑状況を確認できる機能や、デジタルチラシ、クーポン、イベント案内など、お客が必要とする情報をリアルタイムで提供する。

さらに、アプリ内で専門店の商品を事前に注文・購入できる「モバイルオーダー機能」は、現在、飲食専門店を中心に提供しているが、今後、衣料品や雑貨の専門店などでも利用できる。7月上旬には美容室や保険などサービス専門店で、来店前に事前予約が可能となる「来店予約システム」をリリースする予定だ。

館内混雑を避けるため、来館カウントシステムにより常時お客の在館人数を確認し、状況により入場制限を実施するほか、イオンタウンアプリで混雑状況を発信することで、来店前にお客の利便性を高める。

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