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イオンタウンなど/三重県「VISON」第3期オープン、和食・農園・ホテル展開

2021年07月19日 16:50 / 店舗

ヴィソン多気は7月20日、三重県多気町の「VISON(ヴィソン)」を第3期オープンする。

<食のエリア「和ヴィソン」>
食のエリア「和ヴィソン」

ヴィソン多気はアクアイグニス、イオンタウン、ファーストブラザーズ、ロート製薬の4社からなる運営会社。日本最大級の商業リゾート施設「VISON」は4月より段階的に開業してきた。今回は、「和ヴィソン」・「農園」・「サンセバスチャン通り」・「アトリエ ヴィソン」・「HOTEL VISON」の5エリアが7月20日にオープン、全エリア73店舗がグランドオープンするもの。

今回新たに開業するエリアは、和食の魅力が堪能できる「和ヴィソン」、持続可能な農業を目指す「農園」、スペイン・サンセバスチャン市の人気バル、生活雑貨、スウィーツ・カフェなどが並ぶ「サンセバスチャン通り」、食にまつわる様々な道具が集まる「アトリエ ヴィソン」、ヴィラ、ホテルなど好みや用途に合わせて選べる宿泊施設「HOTEL VISON(ホテル ヴィソン)」となる。

<和食店が集結>
和食店が集結

食のエリア「和ヴィソン」では和食の味を支える米、味噌、醤油、みりん、出汁などのメーカー企業が集い「学んで体験できる蔵」を展開。そば打ちの神様の異名を持つ「翁達磨」創立者高橋邦弘氏の東海初となる暖簾分け「伊勢 翁」、三重県の食材を生かした「鮨処 喜ぜん」、創業120年の歴史を持つ老舗「すき焼き スギモト」、三重県の食材の個性を引き出す「天ぷら 天孝 伊勢の国」、90年以上続くうなぎ卸問屋直営「うなぎ四代目菊川」といった和食店が集結する。

また、日本酒の福和蔵では、三重の豊かな風土が育む、清らかな水と良質な酒米を使用するなどテロワールに根差し、いつでもつくりたての日本酒を提供できる四季醸造の酒造りを行う。

福和蔵の店舗では、このつくりたての生酒を味わえる飲食スペースと、蔵出しの生酒を購入できる販売スペースを設置している。

米・食品・雑貨の「豊農米蔵 produced by AKOMEYA TOKYO」、三重大学との共同にて作った「地元の大豆」にて、こだわりの豆腐づくりを続けている「嬉野とうふ のせ」、まもなく創業60年を迎える海苔屋「福井」が立ち上げた新ブランド「のりもも」、明治4年創業の昆布の老舗「奥井海生堂」も登場する。

<農園レストランも楽しめる>
農園レストランも

キユーピー協力により運営する農園エリアでは、愛農会会長の村上真平氏監修による、サスティナブルなオーガニック農園を開設する。イタリアンシェフ奥田政行氏監修の農園レストランも楽しめる。

サンセバスチャン通りにバル、スイーツ、雑貨がそろう

多気町は世界一の美食の街として知られるスペインのサンセバスチャン市と2017年1月「美食を通じた友好の証」を締結した。

<サンセバスチャン市でも人気を誇るバルが出店>
サンセバスチャン市でも人気を誇るバルが出店

友好の証を記念して名付けた「サンセバスチャン通り」沿いにはサンセバスチャン市でも人気を誇るバル3店舗が出店する。ビール、チャコリ、ワインとピンチョスメニューの「Zazpii(サスピ)」、野菜バル「Casa Urola(カーサ ウローラ)」、地元の食材である松阪牛などこだわり食材を使ったスペインの郷土料理とアルコールを提供する「ARATZ(アラッツ)」が登場する。

<スイーツ、雑貨がそろう>
スイーツ、雑貨がそろう

そのほか、井村屋グループの酒饅頭などを販売する「菓子舗 井村屋」、マルコメの「糀茶寮 Produced by 魚沼醸造」、伊勢神宮への参拝客が多く訪れる「おはらい町通り」にあるプリン専門店「伊勢プリンの鉄人」の2号店、ライフスタイルショップ「D&DEPARTMENT MIE by VISON」、バスクチーズケーキ「Egun on(エグノン)」などがオープンする。

また、日常に寄り添ったファッションやインテリアでデザインに込められた思いを伝える「mina perhonen museum」、食にまつわる過去様々な道具から培われた文化を伝える「KATACHI museum」、毎日触れる物だから良いものを長く使うという気持ちの大切さを伝える「くるみの木」といった、人の営みに欠かせない「衣」「食」「住」に関するミュージアムがそろう。

<アトリエ ヴィソン>
アトリエ ヴィソン

アトリエ ヴィソンは、陶芸家・造形作家の内田鋼一氏がプロデュースした、包丁や鍋、食器など調理道具の文化を発信する道具のエリア。「作り・伝える」「学べる・買える」場として、伝統産業の活性化に取り組む。

6棟のヴィラ・155室のホテル棟

ヴィソン ホテルズは、身体と環境を2つの「野フィールド」とし、「野に遊び、野に学べ」をコンセプトとした6棟のヴィラ・155室のホテル棟からなる「身体と環境をつなぐ」宿泊施設。

<ヴィソン ホテルズ>
ヴィソン ホテルズ

ヴィラは1棟ごとに季節を表す名称を冠し、露天風呂と縁側を配置するなど「現代的な和」を演出、全棟から雄大な山の緑を望める。

ホテル棟は一部客室には、客室内と同面積のテラスを設け、露天風呂を設置しており、大自然を感じながらプライベートな空間を楽しめるという。

また、スペイン・サンセバスチャンを代表する現代彫刻家エデゥアルド・チリーダのポスターをチリーダ財団の協力のもとに全客室に飾っている。

■VISON(ヴィソン)概要
所在地:三重県多気町ヴィソン672-1
事業者:ヴィソン多気
主体事業者:アクアイグニス・イオンタウン・ロート製薬・ファーストブラザーズ
事業内容:宿泊施設・温浴施設・飲食店・製造販売店・物販店・産直市場・農園他(73店舗)
敷地面積:約119ha(東京ドーム24個分)
開発面積:54ha
来場予想:年間800万人
アクセス:東京から約4時間/名古屋から約1時間半/京都から約1時間半/大阪から約2時間

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