ローソン/店内厨房活用した「ゴーストレストラン」25年度1000店導入へ

2022年01月27日 15:27 / 店舗

ローソンは1月27日、デリバリー専用として新たに開発した商品を、店内の厨房で調理して届ける「ゴーストレストラン」の実証実験を東京都内1店舗で開始したと発表した。

<店内厨房イメージ>
店内厨房イメージ

同サービスは、顧客がUber Eatsのアプリを通じて注文する仕組みで、店舗では注文を受けた後に調理を行うため、出来立ての商品を提供できる。客席を持たず、デリバリーのみで顧客に料理を提供する「ゴーストレストラン」の方式を採用する。朝食やランチ需要に合わせて調理を行っている店内厨房の空き時間活用にもつながるという。

発売する商品は店舗で販売する商品とは別に、デリバリーで人気の高いメニューを参考に開発をしている。また、アプリ上の店舗名表記は「ローソン」ではなく、顧客が好みの商品を選びやすいように商品に合わせた別の店舗名(屋号)となっている。

<チキンオーバーライスなどデリバリー専用メニューも>
チキンオーバーライス

実験を行う「ローソン飯田橋三丁目店」(東京都千代田区)では、「NY飯!スタンダード」(税込1290円、配送料別)などを販売。アプリ上で同店は、「NY飯!チキンオーバーライス飯田橋三丁目店」と表示される。

<アプリ表示例>
アプリ表示例

今後の展開として、外食チェーン店のメニューなども取り入れながら、数ある店舗(屋号)の中から中華屋+カレー屋などをそれぞれ組み合わせることで、エリアや個店ごとのニーズにあわせた販売、飲食店が少ない地域のレストラン代わりにもなるデリバリーを目指す。

さらに、デリバリー専用商品のラインアップを順次拡大しながら、2023年2月末に関東圏100店舗、2025年度には全国1000店舗への導入を視野に展開を進めていく。

with コロナによって拡大・定着したデリバリーニーズに対して、現在2500店舗以上で展開しているデリバリーサービスと全国約8000店にある店内厨房を活用し、顧客利便性を高める。

■実験概要
実験店舗:ローソン飯田橋三丁目店(東京都千代田区飯田橋3-6-5)
アプリに表示される店舗名(屋号):「NY飯!チキンオーバーライス飯田橋三丁目店」
注文受付時間:10時~21時30分
メニュー例:「NY飯!スタンダード」 税込1290円(配送料別)
スパイスで味付けしたチキンと野菜をご飯の上にのせたフードデリバリーで人気の商品

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