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西鉄久留米駅ビル/にしてつストア区画を「レガネット久留米タミー」にリニューアル

2024年02月22日 13:53 / 店舗

西日本鉄道は2月21日、西鉄久留米駅ビル(福岡県久留米市)で進めている大規模リニューアルについて続報を発表した。3月にリニューアルオープンする「にしてつストア」を「レガネット久留米タミー」に改称し、9月にはメインファサード側に食物販・飲食店を17店舗新設する。

<レガネット久留米タミー>

1階「にしてつストア」区画は3月22日、「レガネット久留米タミー」としてリニューアルオープン。地域住民に親しまれてきた「久留米タミー」の伝統を受け継ぎ、食品中心のスーパーに生まれ変わる。地産地消(久留米近郊野菜、佐賀牛)を促進するほか、対面販売で顧客とのコミュニケーションを増やし、サンドウィッチ、サラダ、カットフルーツのコーナー化を行う。

<飲食・食物販エリア>

「レガネット久留米タミー」前には、飲食・食物販エリアを新設し、17店舗が出店予定。スーパーと相性の良い総菜・食物販テナントを配置。東側にはバスセンターからの顧客動線を意識した飲食テナントを設ける。

<バスセンターエリア>

1階「バスセンターエリア」では、2023年中に4店舗刷新(ミスタードーナツは店舗リニューアル)。バスセンター側店舗ファサードの仕様を整理して駅ビルとしての統一感の構築や、東口広場側の店舗入口確保とガラス化により、開放的で賑わいのある空間の創出を図った。

2024年の5月末には「かつ丼の光」、「ゴンチャ」、ベーカリー「ヴィ・ド・フランス」の3店舗をオープンする。

<フードコート>

2階の北口改札前にはフードコートを新設。4月9日にオープンする。フロア面積611.5m2、座席数194席。温かみがあり居心地の良いウッド調の内装で、入口を全面ガラス張りにすることで高い視認性を確保。待合スペースとしても活用できるように、電車・バスの運行状況を表示するデジタルサイネージも設置するという(待合機能は2月28日に実装予定)。

4店舗入居する予定で、4月9日に久留米ラーメンの「清陽軒」、4月下旬に鉄板焼きの「すたん堂」、6月上旬にアジフライの「三陽食堂」が開業する。残り1業態は決まり次第告知予定とのこと。

<チャレンジショップ区画>

改修を進める駅改札周辺エリアでは、3月1日にチャレンジショップ区画「ku.ru.to(くると)」をオープン。商品の製造のみで、販路を持たないテナントのステップアップをサポートするもの。冷蔵庫や調理テーブルなどの設備面を西鉄で整備する。店舗出店に意欲のある人の初期投資を軽減し、チャレンジしやすい環境を整えた。

店舗面積は11.58m2(3.5坪)、営業可能時間は10時~20時30分となる。

<レイリア久留米外観イメージ>

9月のグランドオープンにあわせて、地域住民に55年間親しまれてきた「エマックス・クルメ」を「レイリア久留米」に改称(既報)。リニューアルを通じて、駅利用者の利便性向上と新たな賑わい創出を目指す。

■西鉄久留米駅ビル(現:エマックス・クルメ)
開業日:1969年3月1日
所在地:福岡県久留米市東町316-2
売場面積:1万4521m2(4393坪)
店舗数:28店舗(2024年2月現在)
売上高:約37億円(2022年度実績)
フロア構成:1階 にしてつストア 久留米タミー店(スーパーマーケット)など/2階 専門店街、味のタウン(レストラン)/3階 雑貨館インキューブ、シティコンタクトなど/4階 ブックセンタークエスト
チャレンジショップ区画問い合わせ:0942-34-3741(エマックス・クルメ運営室)

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