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DNP×JR東日本/東京駅丸の内駅舎周辺をメタバースで再現

2023年07月19日 10:49 / IT・システム

大日本印刷(DNP)は7月18日、同社が開発を支援している、JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーのインターネット上の仮想空間「Tokyo EkiVerse」が、7月24日~8月31日に期間限定でオープンすることを発表した。

<Tokyo EkiVerseイメージ>

DNPは2021年からXR(Extended Reality)技術を活かし、リアルとバーチャルの空間を融合して体験価値を高める「XRコミュニケーション」の事業を展開している。一方、JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーは、JR東日本グループが推進する「Beyond Stations構想」の実現に向け、東京駅丸の内駅舎周辺をバーチャルに再現したメタバース空間を一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会と共同で企画。今回、「Tokyo EkiVerse」で、DNPが推進する「地域」「コンテンツ」「マーケティング」領域の取り組みと連動することで、企業と生活者、企業と地域の両面のブランディング向上を目指すメタバース空間として、さらなるファンの獲得とファン同士のコミュニティーの活性化につなげていく。

<メタバースで夏休みの自由研究を応援>

同メタバースは、「TOKYO STATION KIDS CAMPASS」をコンセプトに、子供の「夏休みの自由研究」を応援するコンテンツを提供。ブロックをモチーフにした東京駅丸の内駅舎周辺のバーチャル空間を周遊しながら、「東京ステーションシティ参画企業のSDGsの取り組み」や「東京駅の商業施設『グランスタ』ができるまで」を紹介したパネルを通して学びを応援する。

バーチャル空間内の各所にあるコインを集めてカプセルトイを回すと、「Tokyo EkiVerse」だけの鉄道をモチーフにした限定画像(全9種)が手に入るほか、クイズスタンプラリーを通して、東京駅の秘密を知るチャレンジもあるという。空間内にはアスレチックもあり、日常では見られない高さから東京駅丸の内駅舎周辺をアバターとなって疑似体験することが可能だ。

「Tokyo EkiVerse」内の東京駅丸の内駅前広場には、バーチャル空間ならではの店舗・展示ブースが出現。「Tokyo EkiVerse」で東京駅を体験することで、利用者が実際に「東京駅に行ってみたい」「行ったときに買って(使って)みたい」と思うような、メタバースとリアル店舗・スポットを連動させる構成とした。

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