池袋駅西口/国家戦略特別区域における都市再生分科会を開催
2024年03月26日 13:35 / 店舗
池袋駅西口地区市街地再開発準備組合と東武鉄道は3月26日、池袋駅西口地区における都市計画について国家戦略特別区域における都市再生分科会が開催されたと発表した。
再開発の対象となる特区区域面積は約6.1ヘクタール、敷地面積約3万3420m2、延床面積約58万2700m2。A街区、B街区、C街区、D街区の4つの街区で再開発を実施する。A街区には地上41階・地下4階・高さ約220m、B街区には地上50階・地下5階・高さ約270m、C街区には地上33階・地下6階・高さ約185mの複合ビルを建設する予定だ。
池袋駅西口地区市街地再開発準備組合(事業協力者:三菱地所・三菱地所レジデンス)による池袋駅西口地区市街地再開発事業と東武鉄道による池袋駅直上西地区市街地再開発事業の両事業が相互一体的に整備を行う、池袋駅西口地区再開発計画について、国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画に関する都市計画手続きが開始されたもの。
計画の対象エリアである池袋駅西口地区は、2016年に豊島区池袋駅周辺地域再生委員会により制定された「池袋駅周辺地域まちづくりガイドライン」において、人々が触れ合い、議論し、競い合い、成長の芽を育てていく都市機能、都市空間が必要とされ、世界中から人を惹きつける国際アート・カルチャー都市のメインステージとなることが求められている。
また、「池袋駅コア整備方針2024」においては、ウォーカブルなまち・池袋に生まれ変わる「脱・駅袋」の実践について、まちづくりの具体的施策が示されている。今回の計画は、上記ガイドラインや方針を具現化すべく「新たな都市の顔となるウォーカブルなまちづくりを推進する都市基盤の整備」「国際アート・カルチャー都市として、世界から人々を呼び込む都市機能の導入」「防災対応力強化と環境負荷低減」を基本とし、都市再生を目指し、国際アート・カルチャー都市池袋を形成したいと考えている。
今後は、東京圏の国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向けて、東京都及び豊島区の都市計画審議会や国家戦略特別区域会議等の手続きが進められる計画だ。
■再開発の関連記事
大宮駅東口/「大門町3丁目中地区市街地再開発事業」都市計画決定
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。