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ローソン/創業50周年に向けてテクノロジー活用の「リアル店舗」オープン

2024年04月11日 17:40 / 店舗

ローソンは4月11日、2025年6月14日の創業50周年に向けたプロジェクトの一環として、テクノロジーを活用した「リアル店舗」をオープンすると発表した。

<決算説明会で語る竹増社長>

竹増貞信社長が同日、都内で開催した2024年2月期決算説明会で明らかにした。竹増社長は、「グループ理念『私たちは、みんなと暮らすマチを幸せにします。』を実現するには、どういことが必要なのか、そういったことを2024年からしっかりと見つめて走っていく。コンビニエンスのリアル店舗で成長してきた我々に、テックを加えることで、 我々の事業自体を本格的にトランスフォームする。その結果として、加盟店さんと一緒になって、みんなとプラス街を幸せにしていく。それをぜひ体験していこうじゃないか。社会課題を解決するローソン流のまちづくり。こういったことにチャレンジすることを、『チャレンジ2030』でやっていきたい。来年、2025年の6月14日にいよいよ1号店開店から50周年を迎える。ここを目途に、新しいリアル店舗を作りたい」と述べた。

リアル店舗の具体例として、「例えば、ローソンではいま、厨房をどんどん拡大している。ただ、この注文を、各地の趣向に合わせて、あるいは当日の気温や湿度に合わせて、そういう情報を全部吸収した上で、本当に今日、いま1番美味しい料理をお客様に提供する。まちかど厨房で、できたての料理を提供する。お客様がスマートフォンでオーダーすれば、『何時に取りに来ます』あるいは『何時に配達お願いします』というデリバリー含めて、最適なものをお届けすることにもトライしたい」と話した。

納品では、納品状態から自動で商品仕分けができ売れ行きに合わせた自動陳列ができる自動陳列マシーン、また、ロボットが自動で品出し・陳列、ロボットによる売価変更(ダイナミックプライシング)、デリバリー商品のピッキング補助、売れ行きに合わせた品揃え検討などをサポートする売場活躍ロボットの活用を想定している。店内厨房では、調理ロボットの導入も検討。難易度の高いメニューもロボットが簡単調理し、顧客のオーダーに合わせて、カスタマイズし、その場で調理、できたてアツアツを提供するサービスを目指す。

さらに、リモート「よろず相談」を設置。アバタークルーによる接客で、OTC医薬品のリモート販売にも対応するほか、世界中のどこともつながる「なんでも相談窓口」の開設も想定している。そのほか、手間いらずの丸ごと清掃可能で、いつでもきれいな清潔感のあるトイレや清掃ロボットを活用する。テクノロジーを活用することで、顧客利便性向上と、店舗運営の効率化を両立し持続可能な店舗運営モデル構築を推進していく。

具体的な店舗の出店場所については、「まだ正式に決定していないが、できるだけ、多くの人が気軽に来店できる場所を想定している」と述べている。

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