JR東海/三島駅に新業態「プラスタ」1号店11/29オープン、伊豆エリア商品充実
2024年10月31日 11:12 / 店舗
ジェイアール東海静岡開発とJR東海リテイリング・プラスは11月29日、「アスティ三島」(静岡県三島市)のリニューアルに伴い、JR三島駅の新幹線北口改札に新業態店舗1号店「PLUSTA(プラスタ)三島幹線改札内」をオープンする。
「PLUSTA」は、「旅」を目的とする顧客の特長的なニーズである「土産品」や「駅弁」を中心に、おにぎりや菓子・飲料などをワンストップで購入できる店舗。ワンストップショッピングによる利便性の高さに加え、ワクワク感を感じられるという。立地によって、より最適な品ぞろえを行っていく。
今回の店舗は、新幹線改札内のギフトキヨスクを拡張したもの。これまでのギフトキヨスクに比べ、面積を約2.9倍にした。店内はゆったりと買物を楽しめるとともに、これまで以上に改札外からも商品を購入できるようになる。定番の土産はもちろん、同店限定品も幅広くラインアップした。
土産は、静岡の定番商品に加え、新たに伊豆エリア商品や富士山関連商品を充実させた。中でも石舟庵による焼き菓子の新ブランド「坂もの野菜菓子舗」では、三島甘藷、三島馬鈴薯をはじめ、三島で育まれた根菜の風味を存分に活かした焼き菓子を展開する。
このほか、金多留満の「富士山羊羹」や、森島米店の「森島おはぎ」などを新規で取り扱う。
加えて、おにぎり・サンドイッチなどの軽食や、専用コーナーでの駅弁(桃中軒)を販売する。
現在、JR東海リテイリング・プラスは、駅に立地する小売店舗の役割を見直し、顧客の利便性・ワクワク感のさらなる醸成を目的に、東京~新大阪駅間で展開する自社店舗ブランドを刷新。「旅」に対するニーズに特化した新ブランド「PLUSTA」「PLUSTA Gift(プラスタギフト)」「PLUSTA Bento(プラスタベントー)」への転換を進めているという。
「PLUSTA」は、コンコースのみならず、新幹線ホーム上でも店舗展開を行うことでニーズに対応する。
「PLUSTA Gift」は、土産品を中心に扱う店舗。定番の土産品だけでなく、期間限定・地域で話題の土産品などを通して顧客と地域をつなぐことで、その地域に関する新しい発見を得られるような専門店を目指す。
「PLUSTA Bento」では、駅弁を中心にラインアップ。ご当地駅弁や自社オリジナル駅弁などの専門店として、豊富な種類・厳選された駅弁をそろえる。選ぶことへのワクワク感・食べることが待ち遠しくなる期待感を顧客に提案していく。
2023年10月の東海キヨスクとジェイアール東海パッセンジャーズの合併以降、多くの店舗業態・ブランド名が混在していたが、旧両社の強みを合わせた新たな店舗業態・ブランドを設定。顧客のニーズに、より一層合わせた店舗展開を目指し、ブランドを刷新する運びとなった。
「旅」ニーズへの対応として、東京~新大阪駅間の新幹線停車駅を中心に、既存ブランド「GRAND KIOSK」などをPLUSTAブランドに順次転換する。「PLUSTA三島幹線改札内」の開業を皮切りに、順次ブランド展開を行っていく。
一方、通勤・通学で駅を利用する顧客の「暮らし」ニーズについては、「Bellmart Kiosk」を「Bellmart」へブランド転換する。身近なコンビニ型店舗で、デイリー商品など普段の生活で必要なものをワンストップで購入可能にするという。
■PLUSTA三島幹線改札内
店舗面積:148.0m2(44.8坪)
営業時間:7時~21時30分
店舗場所:静岡県三島市一番町 JR三島駅 新幹線北口改札脇
取扱商品:土産、駅弁、おにぎり、調理パン、菓子、飲料、雑貨、酒など
■JR東海リテイリング・プラスの関連記事
JR東海/新会社「JR東海リテイリング・プラス」代表取締役・ロゴなど決定
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。