総合スーパー/9月はイオン2.6%増、PPIH4.6%増、ヨーカドー0.2%減
2024年10月31日 10:00 / 月次
流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、9月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール2.6%増、PPIH(国内リテール主要5社)4.6%増、イトーヨーカ堂0.2%減となった。
<9月の実績>
社名 | 既存店売上高(前年同月比) | 全店売上高(前年同月比) | |
イオンリテール | 2.6%増 | 2.7%増 | |
PPIH | 4.6%増 | 6.4%増 | |
イトーヨーカ堂 | 0.2%減 | 5.0%減 |
■イオンリテール(2024年2月期:売上高1兆6798億円)
既存店2.6%増、全店2.7%増
総合小売事業のイオンリテールは、「イオン株式上場50周年記念セール」を開催。50周年にちなんだオリジナル企画商品や、最大50%増量の商品など、期間限定の特別商品を展開した。敬老の日の3連休には、本鮪やステーキなどのごちそうメニューを強化。結果、既存店売上高が4カ月連続で前年実績を上回っている。
部門別では、グロサリーや農産、水産、畜産が好調。既存店の食品売上高は前年を25カ月連続で上回った。衣料品では、敬老の日に対応した商品としてシニアカジュアルの販売が好調。住居余暇関連では、残暑の影響で空調家電の売上が伸びた。さらに、外出需要に対応した化粧品が好調。ヘルス&ビューティケアの既存店売上高は31カ月連続で前年を超えた。
■PPIH(2024年6月期:売上高2兆950億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上4.6%増、客数1.6%増、客単価3.0%増、対象店舗数603店
全店売上高6.4%増、対象店舗634店
・ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高5.6%増、客数1.6%増、客単価4.0%増。家電製品0.3%増、日用雑貨品12.5%増、食品1.0%増、時計・ファッション用品8.1%増、スポーツ・レジャー用品11.4%増、対象店舗数475店
全店売上高7.9%増、対象店舗503店
・GMS事業(ユニー)
既存店売上高1.6%増、客数1.7%増、客単価横ばい
衣料品0.7%増、住居関連品4.5%増、食品1.2%増、対象店舗数128店
全店売上高1.8%増、対象店舗131店
■イトーヨーカ堂(2024年2月期:売上高7373億円)
既存店総売上高(SC計)0.2%減、商品売上3.5%減、客数2.0%減、客単価1.6%減、テナント6.8%増
全店総売上計5.0%減、うち商品売上10.0%減、テナント他6.4%増
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