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トータル・アイ/各種雑貨・鞄卸売、自己破産で負債15億7000万円

2016年03月09日 13:00 / 経営

帝国データバンクによると、トータル・アイは3月7日、事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備に入った。負債は、2015年7月期末時点で約15億7000万円だが流動的。

1998年8月設立の各種雑貨卸売業者。アイデア商品、玩具、雑貨、寝装寝具、健康グッズ、家電、自動車用品等の各種商品の卸売を手がけていた。

自社で企画・開発を行ったポータブルソーラーパワーシステム、シーリングファン、トランシーバーなどを中国などの海外企業に製造を委託して輸入販売するほか、携帯電話用品やシリコン雑貨など小物雑貨類も取り扱っていた。

大手量販店や雑貨店を中心に一部通信販売業者にも販路を設け、2015年7月期には年売上高約30億8200万円を計上。

しかし、仕入れの大半が輸入製品のため、円安の進行によってコストは上昇、収益面では厳しい状況が続いていた。借入負担も重く資金繰りが悪化し、今回の事態となった。

なお、100%子会社で、鞄等卸を手がけていた山一は、3月4日に自己破産申請の準備に入っている。

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