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コクミン/店舗年齢の若返りと店作り・運営手法を見直し

2017年08月10日 12:01 / 経営

コクミンは8月10日、今期の営業方針を発表した。

店舗ポートフォリオを見直し、積極的な新店の開発と不採算店・老朽化店舗の閉鎖を実施し、店舗当り売上規模の拡大と、店舗年齢の若返りを図る。

事業コンセプトを「総合ライフサポート事業」とし、「狭商圏型ドラッグストア」のモデルづくりを取組みの中核と位置づけ、品そろえから店頭イベント、販促企画、顧客サービスまで一貫した運営思想で取り組む。

2016年から実施している「仕組みづくりプロジェクト」も引き続き推進する。

仕組みの導入によって、サービス品質が向上し、均一なサービスを全店舗で提供することが可能となり、顧客満足と従業員満足を両立させる。

これを企業のブランド価値向上につなげるとともに、店舗での作業を平準化し、効率的な人員コントロールにより、ムリ・ムダ・ムラのない店舗オペレーションを実現する。

商品では、「未病・予防」の分野の品ぞろえを充実させる。

治療目的だけではなく、体質改善を通し、病気にならない体作りを志向するお客の再来店を促し、長期に渡って来店してもらえる生涯顧客の増加につなげる。

「未病・予防」分野の商品導入によって、事業の枠、品そろえの幅の拡大も可能になると見込んでいる。

店頭では、仕組み作りプロジェクトと並行して、SQCシートと呼ばれる点検シートを用いて、接客サービス、店舗の品質向上にも取り組む。

点検項目は「店内レイアウト」「陳列」「商品分類」「定番売場と商品構成」「プロモーション売場」「サインとPOP」など。

ポイントアップカードの入会無料化、スマホアプリの仕様変更に加え、LINE@の会員獲得を強化し、お客の再来店を促す活動を行う。

各種SNSによるアピール、動画の利用など、WEBツールを用いた活動も併せて実施する。

外国人観光客への対応では、外国人観光客が必ず訪れるホテルや和食レストランとのコラボや外国人観光客の再来店の企画もテストを行い、外国人スタッフへの定期的な商品勉強会、外国語POPの設置、帰国後のお客へのフォローなども検討する。

特に、外国人観光客の立ち寄りが多い大阪の心斎橋、道頓堀界隈に立地する6店では、この取組みを積極的に行う。

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