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JA全農兵庫の直営レストラン/但馬牛を神戸牛として提供

2017年10月23日 21:27 / 経営

全国農業協同組合連合会兵庫県本部は10月23日、JA全農兵庫直営のレストラン「神戸プレジール」本店(兵庫県神戸市中央区)で、「神戸牛フィレ肉」として、一部の顧客に「但馬牛フィレ肉」を提供していたことが、内部調査により判明した、と発表した。

「神戸プレジール」本店が、顧客から「神戸牛フィレ肉」の注文があったにも関わらず、一部の顧客に「但馬牛フィレ肉」を提供していた。現在までに判明している食数は、約3200食(推計)。

2016年4月以降、10月15日までの伝票等を調査した結果で、それ以前の有無については、第三者を加えた調査委員会にて調査を行う。

「神戸牛フィレ肉」として、一部の顧客に「但馬牛フィレ肉」を提供しているという情報が寄せられたため、料理長に事情を確認したところ、上記事実が判明。10月16日以降、兵庫県本部において、「神戸プレジール」本店の仕入・売上データ等を突き合わせた結果、神戸牛フィレ肉の仕入量と販売量とに乖離があることを確認した。

なお、系列店である「神戸プレジール銀座」について、仕入・売上伝票等を突き合わせた結果、同様の事案が発生していないことを確認している。

来店名簿等から確定できる顧客に対しては、同会から連絡しお詫びするとともに、料理の代金を返金する。

新聞(地元紙・全国紙(近畿版))への謹告、「神戸プレジール」本店での告知、「神戸プレジール」本店HPにお詫び文を掲載し、申し出のあった顧客に対し、レシートなど確認のうえ料理の代金を返金する。

「神戸プレジール」本店は、当面の間休業。「神戸プレジール銀座」は、再点検を実施するための期間、休業する。

同会は、生産者や関係者の長年の努力により築き上げられた神戸牛ブランドを守り、さらに向上させていく立場にありながら、信用を大きく傷つけることになり、生産者や関係者のに大変な迷惑をかけたことを深く反省し、第三者を加えた調査委員会を設置して、事案の調査と原因を究明し、再発防止に全力で取組むとしている。

■問い合わせ先
JA全農兵庫 管理部 事業開発課(フリーアクセス)
TEL:0800-2006061
(受付時間は10月24日以降、平日午前9時~午後5時)

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