アサヒ/付加価値高い商品、ビール市場における新たな需要創造目指す

2018年01月09日 12:10 / 経営

アサヒビールは1月9日、2018年事業方針を発表した。

2018年のスローガンは、「イノベーションの推進による新たな価値創出でNo.1戦略の深化を目指す!」とした。

ビール類は、付加価値の高い商品提案や、ビールの楽しさと新たな飲用の場を提供する取り組みによって、ビール市場における新たな需要の創造を目指す。

2017年5月に期間限定商品として発売し好評だった「アサヒスーパードライ 瞬冷辛口」は、後味の良さとひんやりとした冷涼感をさらに強化し、3月13日に通年商品として新発売。

酒税法改正によって2018年4月からビールに使用可能となる副原料を活用する技術と、同社の持つ特許技術を掛け合わせた「アサヒ グランマイルド」を4月17日に発売する。やわらかなコクが続く味わいをゆっくり楽しめるアルコール7%のビール。

2017月9月に発売したクラフトビールの新ブランド「TOKYO隅田川ブルーイング」は、同社の直営店と東京23区内の飲食店で展開しているが、好評につき展開エリアの拡大を検討している。

<2018年ビール類の販売目標と前年実績>
2018年ビール類の販売目標と前年実績

ビール類以外の酒類では、洋酒は、2017年に過去最大の360万箱を販売した「ブラックニッカ」ブランド、発売56年を迎えるロングセラー「スーパーニッカ」、輸入ウイスキーの主力商品「ジャック ダニエル」、「アーリータイムズ」を中心にブランドを強化する。

ワインは、2017年に過去最大の150万箱を販売した輸入ワイン市場売上No.1ブランド「サンタ・ヘレナ・アルパカ」ブランドのさらなる強化とともに、輸入ワインや国産ワインのラインアップを拡充する。

日本ワインは「サントネージュ」ブランドの育成を継続する。北海道に取得したぶどう畑では5月に植樹を開始する予定。また、引き続きエノテカとの協業を進め、ワイン事業全体の強化を図る。

RTDは、「アサヒもぎたて」を第一の柱、「ウィルキンソン・ハード」を第二の柱としてブランド価値の向上を図るとともに、新ブランドの投入を検討している。また1月4日に新発売した「スカイブルー」で、20~30代のユーザー層拡大を目指す。

<ビール類以外のカテゴリー販売目標と前年実績>
ビール類以外のカテゴリー販売目標と前年実績

アルコール飲料/3月1位はアサヒ「食彩」

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