とくし丸/SMFLキャピタルと販売パートナーに対するリース提携
2018年07月26日 10:55 / 経営
- 関連キーワード
- とくし丸
オイシックス・ラ・大地の連結子会社とくし丸は7月、三井住友ファイナンス&リースのグループ会社のSMFLキャピタルととくし丸の販売パートナーに対するリース提携を締結した。
地域の過疎化や核家族化などによる買い物難民は全国に825万人いると推計され(2018年農林水産省調査)大きな社会問題となっている。
内閣府による2016年版高齢社会白書調査によると全国の65歳以上の高齢者人口は2025年には日本国民の30.3%に達すると予測。
また、世帯主が65歳以上の単独世帯と夫婦のみ世帯の世帯数全体に占める割合は、25%を超える見通しとなっており、今後移動スーパーのニーズはさらに高まる見込み。
このような社会的背景を受けて、とくし丸では全国各地の販売現場で働く販売パートナー(オーナー経営者)を広く募集。開業時の資金調達のハードルを軽減することで、販売パートナー応募の間口を広げ、サービス拡大につなげていく。
とくし丸の移動スーパー事業は買い物難民を支援するため2012年に設立され、2016年5月からはオイシックス・ラ・大地の子会社となった。
地域のスーパーマーケット(以下SM)と契約した販売パートナーと呼ばれるオーナー経営者(個人事業主)が地域の提携SMの商品を選りすぐり、400品目1200点の商品を冷蔵機能を備えた軽車両に積んで各エリアを巡回し商品を販売する仕組み。
移動スーパーとくし丸の現場で働く販売パートナーは、オーナー経営者(個人事業主)であるため、 車両代金と諸経費を含め初期費用として約350万円が必要だったが、SMFLキャピタルとの車両リース提携により、初期費用約100万円からのリース契約で開業が可能となった。
さらに、提携契約を結ぶことにより、費用や管理項目に応じた個別手続きを代行することで事務管理業務が軽減される。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。