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ミニスーパーの利用実態/20~30代の利用者、半数以上が「週2~3日」利用

2018年08月16日 15:25 / 経営

ドゥ・ハウスは8月14日、「ミニスーパー」の利用実態調査結果を発表した。

自社のネットリサーチサービス「myアンケートlight」を利用し、首都圏に住む20代~70代の男女を対象にWEBアンケートを実施した。期間は2018年2月20日(火)~2月23日(金)。有効回答は1087人。

<20~30代(ミレニアル世代)の利用者の半数以上が「週に2~3日」利用しているミニスーパー>
20~30代(ミレニアル世代)の利用者の半数以上が「週に2~3日」利用しているミニスーパー

ミニスーパーの利用頻度は、20~30代(ミレニアル世代)は「週に2~3日(30.0%)」が最も多く、40~50代と比較して高頻度で利用されている世代別に食品小売業の利用状況をみると、全世代共通して、「食品スーパー」や「総合スーパー」が多く利用されている。

しかし、上の世代になるほど、「百貨店」や「地元の専門店」で、下の世代になるほど、「コンビニエンスストア」や「ドラッグストア」、「ミニスーパー」で食品を購入する傾向にあり、世代間で特徴がみられた。

普段ミニスーパーを利用している人の年代別構成比をみると、最も多いのは「40~50代(46.8%)」となり、次に「20~30代(ミレニアル世代)(29.6%)」、「60代以上(23.6%)」。

利用者の利用頻度は、40~50代は「週に4~5日以上」が5.3%で、ボリュームゾーンは「週に1日(30.5%)」と。

一方、20~30代(ミレニアル世代)は、「週4~5日以上」が20.0%で、40~50代に比べて15ポイント高い。ボリュームゾーンは「週に2~3日(30.0%)」で、40~50代に比べて高頻度で利用している。

ミニスーパーは、40~50代より20~30代(ミレニアル世代)の方が、1回あたりの利用金額も高い特徴をもっている

<世代間による業態の位置づけ>
世代間による業態の位置づけ

20~30代(ミレニアル世代)と40~50代とで共通してみられる傾向として、コンビニや食品スーパーは利用頻度が高い業態となっており、コンビニに比べてスーパーの方が1回あたりの購入金額が高い位置づけとなっている。

コンビニは1回あたりの購入金額が低く利用頻度が高いことから、気軽に立ち寄りながら購入する業態とされているのに対し、インターネット通販では、1回あたりの購入金額が高く利用頻度が低いことから、しっかりと吟味しながら購入されている業態として利用者に捉えられている。

そしてそれらの間に、ドラッグストアやスーパーが位置づけられている。

一方、ミニスーパーは世代によって違いが見られ、20~30代(ミレニアル世代)の方が利用頻度は高く、1回あたりの利用金額も高いという特徴がある。

<ミニスーパーで購入しているもの(複数回答n=155)>
ミニスーパーで購入しているもの(複数回答n=155)

ミニスーパーで購入しているものは、40~50代は「菓子(67.4%)」、「牛乳、乳製品、卵(58.9%)」、「飲料(酒以外)(57.9%)」「パン(57.9%)」と続き、生鮮食品の購入はあまりされていない。

定性回答からみても「『本当はスーパーに行きたいけど、もう時間がないから』と出先から慌ただしく寄る事がほとんどです。(40代女性)」と回答されているように、どうしても購入する必要がある状況でミニスーパーを利用している様子が伺える。

一方、20~30代(ミレニアル世代)では、生鮮三品の購入割合も高いのが特徴的。「鮮魚」や「青果」では約5割、「精肉」も45.0%となり、調理を伴うカテゴリーを購入している。

「料理のレシピを考えることが出来る(30代男性)」という回答もされており、調理を意識してミニスーパーを利用している様子が伺える。

■アンケートのローデータや集計結果の一部ダウンロード
https://www.dohouse.co.jp/datacolle/rs20180807/

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