ブックオフ/ヤフーとの資本提携を解消、業務提携は継続
2018年11月12日 15:05 / 経営
ブックオフグループホールディングスは11月12日、自社と子会社のブックオフコーポレーションが、ヤフーとの間の資本提携を解消すると発表した。
資本提携を解消した後も、ヤフーとの業務提携は継続する。
ブックオフとヤフーは2014年4月24日に資本業務提携した。
グループの持つ書籍・CD・DVD・ゲーム等の商品力やリユース業における業務オペレーションの構築力・運営力とヤフーの持つ会員基盤、サイトの集客力を組み合わせること、またその業務オペレーションとそれを運営する情報システムを共同開発することで、商品量、価格、品質、サービスその他あらゆる面で優位性のあるリユース事業者となり、ネットとリアルをつないだ新しいリユースマーケットを創出し、リユースの生活インフラとなるという両社共通の事業ミッションに向けて進んでいくことで、お互いの企業価値の向上を目指していた。
グループはヤフーが運営するインターネット・オークションサービス「ヤフオク!」における書籍・CD・DVD・ゲームのリユース品を揃える中核事業者として、ヤフーの仕組みを活用して全国約800店が持つ商品を全国に届けることで、小売店舗の商品販売効率向上により生み出される店内スペース等を活用して新たな商品やサービスの拡充を行い、お客の店舗利用機会の創出と新たな収益機会を獲得し、「ヤフオク!」上におけるストア別出品数はブックオフグループが No.1となるまで成長した。
買取事業も2017年11月に両社の強みをさらに進化させた、おトクで便利な新買取サービスをリリースするなど、資本提携が両社の当初目的に照らして一定の成果を得たとの認識に至った。
今回、各社のさらなる発展を見据えた今後の本資本提携の有り方に関して当事者間で協議を重ねた結果、経営環境の変化等に応じてそれぞれが独自の成長戦略を柔軟に推進できるよう、これを解消することについて合意した。
一方で、今後も継続する業務提携契約に基づき、取引関係を含めた従来通りの友好な関係を維持することが望ましいとの判断に至った。
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