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応募したくなる採用とは/「仕事内容」「条件」「雰囲気」重視

2019年01月21日 14:10 / 経営

ディップ総合研究所は1月18日、求職者が応募したくなる「募集条件」「待遇・制度・条件」「環境・雰囲気」の調査結果を発表した。

<応募を検討するための大切な要素>
応募を検討するための大切な要素

同社は、「これまでの求人募集が変わる!求職者が応募したくなる採用のヒント~アルバイト・パート3000人アンケート~」を実施。

応募を検討するための大切な要素として、求職者が重視している項目は、「勤務地」「仕事内容」「給与」「職種」「勤務シフト」など、企業にとって容易に変更しづらい項目が上位を占める結果となった。

募集条件について、応募検討時に気になる「仕事内容」に関する情報、1位は「1日の業務の流れ」68.9%、2位「本当に自分でもできる仕事かがわかる具体的な仕事内容」68.3%だった。

応募をするときに知りたい「給与」関連の情報、1位は「休日出勤・深夜勤務・残業のときの時給」60.8%となった。

求職者が希望する「勤務シフト」は、学生・主婦・主夫の70%以上が「1日5時間以下」勤務を希望。

シニアの50%以上が「1日6時間以上働きたい」と回答した。

「職種」の許容と希望、許容できる職種1位は「軽作業・物流」、学生の1位は「販売」「フード・飲食」、エルダー・シニアには「軽作業・物流」52~55%、「事務・オフィスワーク」36~45%が人気だった。

また、待遇・制度・条件については、交通費支給により「応募意向が高まる」87.8%、支給希望タイミングは「当月中以内に希望」54.2%と半数以上が答えた。

シフト自己申告制希望者のうち、「2週間に1度以上の頻度を希望」するのは68.8%。

52%が「面接時の『履歴書不要』は応募意向が高まる」と回答した。

さらに、「職場の環境・雰囲気」1位は、「職場の年齢層」79.0%、「同僚の雰囲気」や「職場の人数・男女比」も50%超だった。

アルバイト・パート求人の職場を「下調べしたことがある」78.1%、「直接下見に行く」40%となった。

下調べ方法は「口コミサイトなどインターネットで探す」66.7%が最多だった。

ディップ総合研究所は、「バイトル」「バイトルNEXT」「はたらこねっと」などを運営するディップが1月17日設立した。

延べ10万社以上に対する採用支援、月間700万人を超える求職者へのサービス提供を通じて獲得した知見や外部調査データなどをもとに、労働市場の動向や変化、求職者のニーズや行動・実態を調査している。

■調査概要
調査・分析:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 川上由加里
調査名:ディップ総合研究所「仕事探しに関する重要項目調査」
調査手法:インターネット調査((株)インテージのモニター利用)
調査対象:全国 16~69歳 男女 現在、 長期(6カ月以上)前提での仕事を探している、または直近1年以内に長期(6カ月以上)前提での仕事を探していた人
調査実施時期:2018年9月28日~10月2日
有効回収数:3036サンプル
主な調査項目:仕事探しの重要項目、重要項目別の希望、応募意向への影響度

■ディップ総合研究所TOPページ
https://www.baitoru.com/dipsouken/

■アンケート調査結果ページ
https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=259

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