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スシロー/堀江新社長、仕入れ経験20年「もっと、うまいすしを。」

経営/2019年11月08日

あきんどスシローは11月8日、今期スシローのテーマとして「もっと、うまいすしを。」一つのテーマとして、4つの重点施策を行うと発表した。

<堀江社長>
堀江社長

10月1日付で、あきんどスシローの代表取締役社長に就任した堀江陽氏は、「うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。という企業理念がある。いまでもスシローのすしはおいしいと思うが、まだまだ理想とするところには余地があると思う。社長就任に当たり、『もっと、うまいすしを。』を社内テーマとして、スシローを進化させたい」と述べた。

その上で、「スシローで20年やってきて、そのうちほぼ全てが仕入れや商品開発など、商品周りの仕事だった。スシローの魚のことは全部わかっている人間であり、『お店に商品が届いて、お客様にお届けする』この部分をもっと良くすると、お客様に、もっとうまいすしが届けれる。現場での再現性というところに力を入れたい。商品のノウハウを持って、社長をやるということで、全国で魚嗜好が異なっていることを踏まえた、地域ごとで喜んでもらえる取り組みをしたい」と語った。

4つの重点施策として、オペレーション力の向上、働きやすさの追求、省人化の推進、出店の継続強化に取り組む。まず「オペレーション力の向上」を目指し、オペレーションレベルを高める「すし塾」に再着手し、すしの基本のレベルアップを図る。また、「働きやすさの追求」として、転勤について配慮した新・人事制度を導入し、働きやすさを向上させる。そのほか、将来の店舗運営を担う人材育成を推進する計画だ。

■来年7月を目途に全店にセルフレジ導入

「省人化の推進」では6月26日、兵庫県伊丹市に次世代型店舗として、「スシロー伊丹荒牧店」をオープンしており、自動化・ロボット化を推進。空いた時間で、人は接客・おもてなしに注力する施策を実施している。

堀江社長は、「現在、キッチンとホールでの省人化を進めている。いまは、キッチン内の皿の洗浄、皿の自動仕分けといった取り組みが旨くいっている。一方で、ホール側の取り組みである、お客様を席に案内する自動案内の仕組み、自動会計の仕組みは、まだうまく行ききれていない。自動案内は11月の下旬頃から再稼働をして、もう一度、トライアルをする。都心型店舗に導入した、セルフレジについては、来年7月を目途に全店に導入するスケジュール感で動いている」という。

■国内スシロー26~30店の出店計画「都心型モデル」強化

「出店の継続強化」では、2020年9月期は国内スシロー業態で26~30店の出店を計画する。前期未達となった出店ペースを再強化する。

2019年8月に出店した「川崎ゼロゲート店」、9月に出店した都心モデルの「立川駅南口店」は、共に既存店があるエリアに出店したが、既存店・新店共に、好調な売上で、需要の大きいエリアでは集中出店の余地があることが分かった。そのため、都心型モデル店舗の出店を強化する方針だ。

堀江社長は、「出店立地は、幅広く考えていきたい。東京、大阪の駅前立地にも出店するし、それ以外の大都市圏は、まだまだ、開拓の余地があると考えている。出店する中で、家賃を含めて、総合的に判断していきたい」と述べた。

ショッピングンセンターや郊外型モール内への出店について、スシローグローバルホールディングスの水留浩一社長CEOは、「当社は、家賃が固定賃料となっている店が多い。家賃が固定費のため、売上が上がれば収益が向上するモデルとなっている。一方、SCやモール内は、売上歩合の賃料の契約を求められる。そうすると、我々は売上が上がっても利益率が改善しない。我々としては、非常に坪効率の高い商売をしている。『固定家賃でやって、間接費を落として、その分をしっかり原価に使って、お客様に還元する』自社の基本的なビジネスモデルに沿う立地に展開することを基本にしたい」とコメントしている。

国内スシロー業態では、新店投資約45億円、既存店投資約40億円、合計約85億円の投資を計画している。

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