無印良品×山形県酒田市/軽トラックで「移動販売」開始
2020年06月01日 12:40 / 経営
無印良品を展開する良品計画は6月1日、山形県酒田市と2019年7月に締結した「地域発展を目指すパートナーシップ協定」による取り組み「酒田プロジェクト」を本格始動すると発表した。
プロジェクトの第1弾として、6月4日から、良品計画社員による「軽トラックでの移動販売」をスタート。移動販売を実施するのは、中山間地域を含む日向地区・大沢地区・観音寺地区・一條地区の4地区となる。
化粧品、洗面用品、文房具、調理用品、清掃用品、バッグなどを無印良品の日用品を販売する。
少子高齢化が進むこれらの地区で、無印良品の商品の販売を通じて地域住民から日々の生活における困りごとを聞き、その解決策を検討していく。
地域で助け合うことのできる「暮らしやすく住みやすい持続可能な地域づくり」に向けて、商いを通じて人と人とのつながりを創出することを目指す。
同社と酒田市は2019年7月にパートナーシップ協定を締結し、地域活性化の取り組みを進めている。その一環として2019年夏に社内研修プログラム「暮らしの編集学校」を酒田市で実施した。
「暮らしの編集学校」は、社内公募で集まった社員が酒田市を訪れ、地域住民、自治体職員との交流を通じて、この地域でのより良い暮らしを考えた事業案を編集し、市長に向けて提案を行うというもの。
「酒田プロジェクト」は、その成果として、同市より中山間地域活力向上事業の委託を受けることとなり立ち上げた。
■移動販売概要
実施地域:山形県酒田市 日向地区・大沢地区・観音寺地区・一條地区
移動販売スケジュール:週3日(木曜日・金曜日・土曜日)予定
販売予定商品:無印良品で販売する日用品(化粧品、洗面用品、文房具、調理用品、清掃用品、バッグなど)
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