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ローソン/非対面・店舗の省人化対応「e発送サービス」開始

2020年08月31日 15:00 / 経営

ローソンは9月1日、大阪府内の15店舗に、非対面型の荷物発送サービス「スマリ」の投函ボックスであるスマリボックスを導入する。

<スマリボックス>
スマリボックス

2019年4月から、ローソンは東京都内の一部店舗で「スマリ」サービスを開始した。2019年10月からはスマリボックスでのe発送サービスの取り扱いも行い、現在首都圏の約1,000店舗で展開している。今回、近畿エリアにもサービスを拡大した。

新型コロナウイルス感染防止による巣ごもりの影響で、オークションサイトやフリマアプリなど個人間の取引が拡大し、ローソン全体のe発送サービスの取り扱い件数も昨年対比で約8割伸長している。

中でも、非対面ニーズに対応するスマリボックス導入店舗の実績は4月以降増加し、7月度の1店舗平均取り扱い件数の実績は3月度と比較して3倍以上に伸長している。

導入当初は、日本郵便が提供する、オークションサイトやフリマアプリの出品商品を発送するサービス「e発送サービス」の取り扱いを行い、10月下旬には、ローソンの既存物流を活用したEC商品やレンタルサービスの返品・返却サービスの開始も予定している。

スマリボックスの設置店舗数は、9月中には2,000店舗を超える予定で、今後も導入店舗の拡大を検討する。

<スマリボックスでのe発送サービス>
スマリボックスでのe発送サービス

スマリボックスを活用したe発送サービスでは、レジでの対面の受付け作業などは発生せず、お客にセルフ形式で発送作業をする。店内に設置しているスマリボックスで必要な操作を行い、発行される送り状を出品商品に貼り、自分でスマリボックスに投函する。

投函された荷物は、これまで同様、集荷の際に郵便局の担当者が回収する。非対面での発送が可能となるだけでなく、お客にとっては、レジ待ちや複数枚の伝票の貼り付け作業が軽減され、店舗にとっては、荷物の保管場所の削減や店舗従業員の省力化につながる。

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