サントリー/米国にペットボトル原料を生成する実証プラント
2016年01月13日 15:50 / 経営
サントリーホールディングスは1月13日、植物由来原料100%使用ペットボトルの共同開発に取り組んでいる米国バイオ化学ベンチャー企業・アネロテック社と、ペットボトル原料を生成する実証プラントを米国テキサス州に建設する、と発表した。
今年1月下旬以降に着工し、年内に竣工・稼動予定。植物由来原料(非食用)でペットボトル原料を生成する。
将来的には、サントリー食品インターナショナルの「サントリー天然水」ブランドを中心に、植物由来原料100%使用ペットボトルを導入予定。
アネロテック社と2012年から共同開発を開始した。両社は、ペットボトル原料の70%を構成するテレフタル酸の前駆体「パラキシレン」を、食料用原料のサプライチェーンに影響が出ないよう、非食用の植物由来原料(ウッドチップ)のみから生成することを目指している。
研究室レベルでの検証に目処が立ったことから、商品への実用化に向けたペットボトル原料生成を行う実証プラントを米国テキサス州ハーディン郡シルスビーに建設することが決定したもの。
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