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ヤマダHD/組織再編で子会社整理、家電はヤマダデンキに集約

2021年01月18日 14:40 / 経営

ヤマダホールディングスは1月18日、グループ内組織再編を7月1日をめどに実施すると発表した。

各セグメントによる主体的な事業活動を加速するとともに、グループガバナンスをより一層強化する体制を構築することで、グループの「暮らしまるごと」戦略の迅速な推進やSDGs、ESGの取り組みを通じた企業価値の向上を図るため、組織再編をし、子会社を整理統合するもの。

ヤマダHDでは、これまで「家電」「住宅」「環境」「金融」「サービス」の5つの事業セグメントで事業価値向上に取り組んできた。今回、「家電」は、「デンキ」セグメント、「サービス」は、「その他」セグメントへ名称を変更する予定だ。

<デンキセグメントの再編>
デンキセグメントの再編

デンキセグメントの再編では、ヤマダデンキに子会社を集約する。子会社のヤマダデンキ、ベスト電器、黒川デンキ、九州テックランド、マツヤデンキ、星電社、加藤商事、Project White、沖縄ヤマダ電機は、ヤマダデンキを存続会社として吸収合併する。沖縄ヤマダ電機の吸収合併の効力発生日は3月1日とし、それ以外の吸収合併の効力発生日は7月1日を予定する。

<住宅セグメントの再編>
住宅セグメントの再編

住宅セグメントの再編では、完全子会社のヤマダホームズが、完全子会社のヤマダレオハウス、ヤマダ不動産を吸収合併する。

続いて、中間持株会社となるヤマダ住建ホールディングスをヤマダHDの完全子会社として設立し、ヤマダホームズ、ワイ・ジャスト、家守りホールディングスの住宅3社を、効力発生日を2月26日とする株式交換で、ヤマダ住建HDの子会社とする。

また、住宅3社をヤマダ住建HDの子会社へ再編することに先立ち、ヤマダHDとの株式交換で、家守りHDをヤマダHDの完全子会社とする。

<金融セグメントの再編>
金融セグメントの再編

金融セグメントの再編では、ヤマダHDの子会社であるヤマダフィナンシャル、ヤマダ少額短期保険、ヤマダライフ保険について、譲渡日をそれぞれ2月26日、3月30日、6月1日とする株式譲渡により、ヤマダHDの完全子会社であるヤマダファイナンスサービスの子会社にする。

さらに、ベスト電器の完全子会社のベストサービスの子会社であるリペア・デポを、ヤマダファイナンスサービスの子会社とする予定だ。

続いて、ベスト電器の完全子会社であるベストクレジットサービスをヤマダファイナンスサービスに吸収合併する。また、ヤマダファイナンスサービスとベストクレジットサービスの吸収合併に先立ち、ベストクレジットサービスをヤマダHDの完全子会社とする計画だ。

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