解熱鎮痛薬/ドラッグストアでの売上35%増、スーパーでは42%増
2021年07月30日 13:00 / 経営
True Dataは7月29日、同社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2021年6月の消費動向を発表した。
ドラッグストア1店舗あたりの購買金額は、前年同月と比べ5.5%減少、食品スーパーマーケットは0.3%減少した。
ドラッグストアの伸び率ランキング1位は「農産珍味」、2位は「解熱鎮痛薬」。「解熱鎮痛薬」は食品スーパーマーケットでも、伸び率ランキング1位になっている。同社は「ワクチン接種が進んだことによる影響」とみている。
全国ドラッグストアにおける6月の客数をあらわす1店舗あたりのレシート枚数は、前年同月に比べて7.6%減少した。一方、1レシートあたりの購買金額は2.3%増加した。1回の買物でまとめて購入する傾向は継続している。
カテゴリ別対前年伸び率ランキングでは、前年(2020年)と比べ、 最も売り上げを伸ばしたのは「農産珍味」(むき栗、 ナッツ、 干しいもなど)で、前年同月比38.8%増だった。前月に続き、2カ月連続で伸び率ランキング1位を記録した。
ランキング2位の「解熱鎮痛薬」は35.3%増。前月はTOP10圏外だった「スピリッツ」が10.6%増、「ビール」が10.5%増、それぞれ売り上げを伸ばした。
■スーパーでは解熱鎮痛薬、プレミアムアイスなどが好調
全国食品スーパーマーケットにおける6月の客数をあらわす1店舗あたりのレシート枚数は、前年同月に比べて2.7%増加した。前々年の2019年と比べると5.4%減少だった。
1レシートあたりの購買金額は、前年同月と比べて3.0%減少した。2019年同月比では7.7%増加しており、コロナ前と比べると1回の買い物でまとめ買いをする傾向が出ているという。
カテゴリ別対前年伸び率ランキング6月1位の「解熱鎮痛薬」は、前年同月比42.0%増。「プレミアムアイス」の売り上げが23.9%増、「ビスケット・クッキー」は17.7%増、「紅茶」(ティーバッグなど)が16.3%増となっている。
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