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スシロー/テークアウト強化で顧客の選択肢拡大、フレンチシェフとのコラボも

2021年11月09日経営

あきんどスシローは11月9日、今後のテークアウト事業戦略を発表した。

<堀江陽・あきんどスシロー社長(左)と鳥羽周作・レストラン「sio」オーナーシェフ>
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スシローでは今後のテークアウト事業で「メニュー戦略」「店舗のキャンペーンとの連携」「デリバリー強化」を掲げ、特にメニュー戦略とデリバリー強化に力を入れる。メニュー戦略では顧客が常に新しさを感じられる「メニューの鮮度」を核に、魚以外の食材を使ったすしなどを開発する方針。

デリバリー強化では、「ウーバーイーツ」(対応店舗:381店)、「出前館」(同:397店)、「ディディフード」(同:113店)、「メニュー」(同:164店)、「ウォルト」(同:57店)、「ドアダッシュ」(同:36店)、「ピックゴー」(同:297店)といったデリバリーサービスとの連携を拡大。同時に過疎地などで、電話で注文を受け付ける自社のデリバリーサービスの充実を図る。

<堀江陽・あきんどスシロー社長>
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同日に開かれた発表会で、堀江陽・あきんどスシロー社長は「コロナ前と後で、スシローの利用はイートインとテークアウトで変化があり、店以外で食べるテークアウトの需要が高まっている。スシローではこれまでテークアウトはそれほどやってはこなかったが、今後は力を入れ、テークアウト事業を最大化する」と意気込みを述べた。

また、東京・代々木上原の1つ星のフレンチレストラン「sio(シオ)」の鳥羽周作オーナーシェフと共同開発したテークアウト専用の新商品「すき焼き海鮮しゃり弁」(税込1100円)と「すき焼き海鮮おせちらし」(1890円)も登場する。

<鳥羽シェフと共同開発したテークアウト限定商品>
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新商品の「すき焼き海鮮しゃり弁」と「すき焼き海鮮おせちらし」は、メニュー戦略の第1弾となる。堀江社長が鳥羽周作オーナーシェフを紹介され、鳥羽シェフが作っていたすき焼き弁当にしゃりを使っていたことが縁で実現した。

開発のポイントは「冷めてもおいしい」で、持ち帰りではすしが冷えて味が落ちてしまうという堀江社長が抱えていた課題に対し、鳥羽シェフが「冷めてもおいしい商品を作ればいい」と提案。冷えてもおいしく食べられるすし弁当を目指し開発した。

<すき焼き海鮮しゃり弁>
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「すき焼き海鮮しゃり弁」は、割り下をベースにしたしゃりと合う、甘辛さのバランスを取ったオリジナルすき焼き肉に、サーモン、大えび、数の子、玉子などを小さく切り、しゃりが見えないほど盛り付けた。

すき焼きは鳥羽シェフが監修し、甘じょっぱい味に仕上げる一方、シャリの中には、しいたけやレンコンなどの中具となますを間に入れた。肉、海鮮のいろいろな味を楽しむことができるという。11月10日~12月14日、2022年1月4日からの期間限定で販売する。

<すき焼き海鮮おせちらし>
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「すき焼き海鮮おせちらし」は、年末年始のおせち需要を見込んだちらし弁当になる。すき焼き海鮮しゃり弁に、数の子一本羽、ボイル本ずわいがに、蒸しあわび、うにといった食材を追加し盛り付けた。12月15日~2022年1月3日の期間限定で売り出す。

<鳥羽周作・レストラン「sio」オーナーシェフ>
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発表会で、鳥羽オーナーシェフは商品について「何パターンも試してバランスを確認し、私のすき焼き弁当と、スシローのしゃりなどのノウハウが合わさった最強の弁当ができた。冷蔵庫に入れておいてもおいしく食べられる。自信をもっておすすめできる商品」と述べた。

今後のメニュー戦略で、今回のようなコラボレーション企画を実施するかは未定。一方で「自分たちだけでできることには限りがある。また、世界中のおいしいもので世の中の人を笑顔にしたいと考えているため、プロにこだわらず、いろいろな人とメニューを作る可能性はある」(堀江社長)としている。

今回、テークアウト事業の強化を打ち出したスシローだが、事業を拡大しても店舗やテークアウト専門店「スシローTo Go」といった既存事業との顧客の奪い合いはないとみている。

堀江社長は「店は仲のよい人たちなどと作りたてのすしを食べることができる。これは家で食べるのと大きな違いで『楽しくすしを食べたい』というお客さんに応えたものになる。また、『スシローTo Go』は『時間がないけれどすしを食べたい』というお客さんに応えたもの。テークアウトは『家ですしを楽しみたい』というニーズを満たす取り組みになる。それぞれは、あくまでお客さんがどのようにすしを食べたいかの選択肢でぶつかることはないと考えている。われわれとしては、テークアウト事業を伸ばすことでお客さんの選択肢を広げていく」と説明した。

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