千趣会/化粧品事業子会社「ユイット・ラボラトリーズ」をアクシージアへ譲渡
2022年03月04日 11:30 / 経営
千趣会は3月4日、連結子会社であるユイット・ラボラトリーズの株式について、自社が保有する株式の全てをアクシージアへ譲渡すると発表した。
2017年6月、千趣会のコスメ事業の強化と拡大を目的として、日水製薬の保有するニッスイファルマ・コスメティックス(現 ユイット・ラボラトリーズ)の株式を取得し完全子会社とした。同社の自然派基礎化粧品等における商品開発・製造ノウハウや店舗を中心とした販売ルートと、千趣会の通信販売事業におけるチャネルや販売プロモーションノウハウの相乗効果によって、グループ全体としてサービスの向上と営業基盤の拡大を図った。
現在、グループにおける中期経営計画ではさまざまな価値観と生活調和を共創によって実現することを目指しており、自力運営にこだわらず、経営資源の選択と集中を実施している。同時に、ユイット・ラボラトリーズが今後発展していくためには、アクシージア傘下のもと、製品開発・製造機能の最大活用とブランディング強化、販路拡大を図り、さらなる成長を目指すことが最善であると判断し、同社と株式譲渡契約を締結した。
株式譲渡により、ユイット・ラボラトリーズがこれまで培ってきたブランド力、技術力、顧客基盤と、アクシージアが有する製品開発・品質管理ノウハウ、Eコマースを中心とする国内外の販売チャネルとメディアリレーションをベースとするPR・マーケティング手法との相乗効果の発揮が見込まれ、ユイット・ラボラトリーズとしての事業成長、企業価値の向上が図られるという。
2021年12月期のユイット・ラボラトリーズの売上高は7億1700万円、営業利益1100万円、経常利益1300万円、当期損失900万円だった。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。