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パルコ/レジデンス事業へ新規参入、三井不動産とも協力

2022年04月07日 11:40 / 経営

パルコは4月7日、J.フロント リテイリンググループ(以下JFRグループ)の保有不動産の有効活用と不動産ポートフォリオの拡大に向けて、新たにレジデンス事業に参入し、事業パートナーと共に賃貸・分譲マンション3件の開発を推進すると発表した。

<(仮称)名古屋市中区千代田賃貸マンション計画>
(仮称)名古屋市中区千代田賃貸マンション計画

まず、自社が保有する名古屋市内の土地において、都心部へのアクセスがよく、食品スーパーに隣接する利便性の高い立地を活かして賃貸マンションを開発する「(仮称)名古屋市中区千代田賃貸マンション計画」を実施する。

物件のターゲットである都心を生活拠点とする単身者からファミリー層までの幅広い世帯に向けて、バリエーション豊富な住戸プラン(1K、1LDK、2LDK、3LDK)の合計205戸を計画している。また、1階には居住者が利用できるラウンジやプライベートブースを備えたコワーキングスペースを設置し、充実した共用環境を整える。2023年9月の入居を予定している。

<(仮称)横浜市中区賃貸マンション計画>
(仮称)横浜市中区賃貸マンション計画

次に、自社が保有する旧横浜松坂屋事務所跡の平面駐車場の有効活用として、関内駅から徒歩3分で、パルコが運営するショッピングモール「カトレヤプラザ伊勢佐木」に隣接した生活利便性の高い立地を活かして、賃貸マンションを開発する「(仮称)横浜市中区賃貸マンション計画」を展開する。

社宅利用の法人や単身者、DINKsをターゲットとして、空間にゆとりがある3タイプ(1K、1DK、1LDK)の合計160戸を計画している。共用廊下はプライバシーが確保しやすい内廊下とし、住戸内にはリモートワークができる備え付けデスクを配置する。また、災害時に物件の居住者及び地域住民が避難・防災拠点として利用可能な「防災井戸」、「かまどベンチ」、「マンホールトイレ」を設置し、地域防災に貢献する。2023年8月の入居を予定している。

さらに、自社が保有する土地において、三井不動産レジデンシャルを事業パートナーとして、分譲マンションを開発する。商業、ビジネスの中心エリアに徒歩圏でありながら、閑静な住宅街に位置し、交通・生活利便性の高さを活かした都心居住型のハイグレードな分譲マンションを計画している。なお、計画概要等の詳細については、建築確認済証交付後、該当物件のウェブサイトで公開し、自社ホームページにて知らせる。

パルコは、JFRグループの中期経営計画の重点戦略の一つであるデベロッパー戦略の中核を担っており、商業に限らない多様な用途の不動産開発によって、こころ豊かなライフスタイルをプロデュースし、地域と共生する個性的な街づくりを進めるという。

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